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◆安全保障関連法案が9/17(木)、国会の参議院特別委員会で自民党・公明党等により強行採決され、参議院本会議に緊急上程された。今の政権の強権的な動きを見ていると、さすがに非民主的で倫理・道徳をなくして、あまりにめちゃくちゃに暴走してしまっている。
◆一方、国会正門前や周辺では、何万人規模の老若男女、多様な職業の市民たちが、全国各地から駆けつけて、安保法案反対、戦争反対、憲法を守れ、との声を上げている。若い大学生、制服姿の女子高校生、小さな小学生、若い女性、赤ん坊を抱いた女性、仕事帰りのスーツ姿の男性や女性、高齢の男性や女性、80歳を超えるお年寄りなど、本当に多様な人たちが、国会に向かって自分の思いを訴えている。
◆9/17は昼間も夜も、雨が降り続いており、時折、土砂降りになる。そんな中でも、多くの市民が皆、雨にずぶ濡れになりながら、ずっと国会に向かって叫び続けている。安保法案反対、戦争を起こすべきではない、民主主義を守れ、市民の声を無視するな聞けと。「おかしいものはおかしい」、と訴え続けている。
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◆80歳を超えるような高齢で体が心配になりそうなお年寄りの中には、土砂降りの雨に濡れながら、戦争反対を訴えるメッセージカードを手に持って、国会に向かって黙々と立ち続けているお年寄りもいる。そんな姿を見ていると、涙が出そうになる。
◆若い学生たちが、老若男女の安保法案反対の市民集会を牽引している。「民主主義って何だ!何だ!・・・。これだ!これだ!・・・。」と、この自分たち市民が声を上げ続ける姿こそが、民主主義なんだと、機動隊と対峙しながら国会に向かって訴え続けている。
◆国会正門前に近い所では、時々、様々な人が演説をする。9/17夕方、大学2年生の女子学生も、堂々と中身の濃い素晴らしい演説を行った。演説の間、国会前の集会場は静まり返って、皆が聞き入った。反対を訴える市民だけでなく、マスコミ取材陣も、機動隊員たちも、彼女の演説に聞き入った。若者の思いと底知れぬパワーに、大人たちが刺激を受ける。
◆市民の安保法案反対集会は、何万人の規模でありながら、皆、ルールを守り、非常に秩序だって行われている。市民が独自に医療班を作って、集会場一体を見て回る。暴力的な行動は一切なく、非常に平和的な行動である。平和的に行いながら、大勢の市民の声には、非常に訴えるパワーがあり、牽引する若者たちと、老若男女の様々な人たちの思いのこもった勢いがある。
◆安保法案がこの後どうなるのか、可決・成立してしまうのか、それとも、市民の力で奇跡が起こり阻止できるのか、正念場を迎えている。仮に成立したとしても、法案成立で、市民が声を上げる動きがなくなることはないものと思われる。法案の成否に関わらず、市民の中には、新たな潜在的な力が蓄積されつつあるようであり、これまでなかった新たな動きが沸き起こるのではと想像される。
◆私も安保法案には反対である。私自身、改めて自分の社会貢献のあり方を考えないといけないと思う。
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