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組織の概要 (設立:1995年8月(法人化2003年3月)、代表理事:今瀬政司)    事務所(大阪、東京)へのアクセス
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今瀬政司メモ(2013/4/10~19)
(NPO法人市民活動情報センター 代表理事)

今瀬政司メモ (INDEX(目次ページ)へ戻る)  今瀬政司の略歴等

朝鮮半島情勢の緊迫 (対話を巡る応酬と、北朝鮮の「尊厳は生命より重い」) (2013/4/19-20:00)
  【朝鮮半島情勢の情報へ】
◆ここ数日前ぐらいから、北朝鮮の報道を通じた各種声明・文書などの内容に、何か変化が感じられます。それが具体的にどのような変化なのか、また、その変化の要因が、故金日成主席の生誕101周年の記念日(4/15)を境にした変化なのか、日米韓や中国などの対話姿勢による変化なのか、他の要因なのかは分かりません。ただ、落ち着いて構えるような雰囲気のところも見られ、また、国外とともに国内への姿勢を意識した部分が増えているようにも感じます。

◆今日(4/19)現在、日米韓などと北朝鮮は、「対話」を巡る前提条件などで、言葉の応酬、駆け引きがなされています。
◆朝鮮中央通信で昨日(4/18)報じられた「北朝鮮国防委員会政策局声明」において、北朝鮮は次のように述べています。
⇒「現在、米国と南朝鮮(韓国)のかいらいは、我々の超強硬対応措置を”挑発”と罵倒したあげく、あえて我々の最高の尊厳と体制まで謗る道に引き続き執着している」、「はては、極悪非道な対朝鮮孤立・圧殺騒動と核戦争策動に果敢に立ち向かっている、わが軍隊と人民の正当な対決意思について、”後継体制強化”だの、”威信向上”だの、”不安な内部体制結束」だのと、むやみに言い散らしているのは、許しがたい最も重大な政治的挑発である」、「米国と南朝鮮のかいらいは、朝鮮半島の現情勢を険悪にした歴史的な責任から逃れ、わが軍隊と人民の強硬対応の鉄槌を避ける考えが少しでもあるなら、そして本当に対話と交渉を願うなら、次のような実践的措置を講じる勇断を下すべきであろう」
⇒「第一に、今まで我々に反対して繰り広げてきた、すべての挑発行為を即時中止して全面謝罪すべきである。1次的には、不当な口実を設けて作り上げた国連安全保障理事会の諸”制裁決議”を撤回する措置を講じるべきだ。南朝鮮のかいらいは、天安号沈没事件と3・20ハッカー攻撃事件のような自分ら内部の不祥事を北関連説にねつ造して繰り広げている、すべての反共和国謀略騒動を直ちに中止すべきだ」、「第二に、二度とわが共和国を脅かしたり、恐喝したりする核戦争演習に執着しないということを、世界の前で正式に保証すべきである。対話と戦争行為は、絶対に両立しない」、「「第三に、差し当たり、南朝鮮とその周辺地域に引き入れた核戦争手段を全面的に撤収し、再投入の試みを断念する決断を下すべきである」
◆朝鮮中央通信が昨日(4/18)掲載した「朝鮮中央通信社論評」では、次のように述べています。
⇒「米国が今回、我々の追加挑発自制と国際的義務順守、非核化措置などを、対話の条件付に掲げたのは偶然なことではない。それは一言で言って、朝米対話に先だって、我々が自衛的な核の宝剣を棄てろということである」、「自分らが振り回す核のこん棒の前で、我々がすべての自衛的権利と能力を放棄し、裸で出て来いという実に荒唐無稽きわまりないき弁である」、「朝米間の対話は徹底的に、自主権尊重と平等の原則に基づかなければならない」、「米国が対朝鮮敵視政策と核威嚇・恐喝を放棄しない限り、朝米間に真の対話はあり得ない」、「対決と対話、戦争と平和は決して両立しない」、「米国が核戦争演習を止め、侵略的な武装装備をすべて持ち去らない限り、我々は自衛的な軍事的対応の度合いを引き続き強めていくであろう」
◆また、朝鮮中央通信は本日(4/19)も、「朝鮮中央通信社論評」を掲載して、「我々の核力は、米国を含む世界の非核化が実現されるまで、国の自主権と最高の利益を守り、我々の国を狙った侵略の本拠地を報復攻撃するための最も有力な手段として残っていくであろう」、と述べています。

◆こうした「対話」の前提条件を巡っての日米韓などと北朝鮮の応酬がある一方で、もう一つ気になる動きがあります。それは、北朝鮮の報道を通じた各種声明・文書などの中で、「北朝鮮の”最高の尊厳”は生命より重い」、「”最高の尊厳”を守るためなら生命も惜しまない」、といった言葉が、国外とともに、国内に訴えるような場面が時々見られることです。この点については、これまでメディアなどで取り上げられることはないようですが、小生としては、気になる動きの一つです。
◆朝鮮中央通信に昨日(4/18)掲載された「祖国平和統一委員会スポークスマン談話」では、「生命より貴重な我々の最高の尊厳を悪らつに中傷、冒とくする、天罰を受けるべき特大型挑発行為を働いて、我々とあえて対座することができると考えるのか。それに対しては、わが軍隊と人民が許さない」、と述べています。
◆朝鮮中央通信は、4/17に掲載した「生命より貴重な最高の尊厳を守って報復の聖戦に立ち上がる」と題する文書の中で、住民の声として紹介する形で、「逆賊一味が卑劣な政治テロ行為で共和国の民心を揺さぶり、一心団結にひびを入れようとするようだが、とんでもないことだ。敵は百回生まれ変わっても、最高の尊厳を生命より重んじ、それを守るためなら、生命も惜しみなくささげる、我々の信念を理解できないだろうと述べた」、と報じています。
◆そして、朝鮮中央通信で本日(4/19)報道された、「祖国平和統一委員会書記局報道 第1031号」においては、「わが軍隊と人民はすでに宣布した通り、我々の最高の尊厳を冒とくする者は、どこにいようと一人残らず探し出して、恐ろしい砲火を浴びせるであろう」、「かいらい一味は、最も悲惨な運命の時刻が到来した、ということをはっきり認識しなければならない」、と報じています。

※以上、正確詳細には朝鮮中央通信に掲載の原文をご覧下さい。
◆気になるニュース
  ・「조선민주주의인민공화국 국방위원회 정책국 성명」(조선중앙통신 2013/4/18) <原文:朝鮮語>
    (「北朝鮮国防委員会政策局声明」(朝鮮中央通信 2013/4/18))
     
http://www.kcna.kp/kcna.user.article.retrieveNewsViewInfoList.kcmsf#this
  ・「대결과 대화,전쟁과 평화는 량립될수 없다--조선중앙통신사 론평」(조선중앙통신 2013/4/18) <原文:朝鮮語>
    (「対決と対話、戦争と平和は両立されることはない - 朝鮮中央通信社論評」(朝鮮中央通信 2013/4/18))
     
http://www.kcna.kp/kcna.user.article.retrieveNewsViewInfoList.kcmsf;jsessionid=E462B0216DA582319C06F02FD8145C63#this
  ・「책임을 모면하려는 오그랑수 -- 조선중앙통신사 론평」(조선중앙통신 2013/4/19) <原文:朝鮮語>
    (「朝鮮中央通信社論評」(朝鮮中央通信 2013/4/19))
     
http://www.kcna.kp/kcna.user.article.retrieveNewsViewInfoList.kcmsf;jsessionid=26E0241475BE94926E4CC0EB5DDC0C40
  ・「조국평화통일위원회 대변인담화」(조선중앙통신 2013/4/18) <原文:朝鮮語>
    (「祖国平和統一委員会スポークスマン談話」(朝鮮中央通信 2013/4/18))
     
http://www.kcna.kp/kcna.user.article.retrieveNewsViewInfoList.kcmsf
  ・「생명보다 귀중한 최고존엄을 지켜 복수성전에 떨쳐나설 철의 의지」(조선중앙통신 2013/4/17) <原文:朝鮮語>
    (「生命より貴重な最高の尊厳を守って報復の聖戦に立ち上がる」(朝鮮中央通信 2013/4/17))
     http://www.kcna.kp/kcna.user.article.retrieveNewsViewInfoList.kcmsf#this
  ・「만고역적무리들은 우리 천만군민의 무자비한 징벌의 불벼락을 면치 못할것이다--조국평화통일위원회 서기국보도 제1031호」(조선중앙통신 2013/4/19) <原文:朝鮮語>
    (「祖国平和統一委員会書記局報道 第1031号--」(朝鮮中央通信 2013/4/19))
     
http://www.kcna.kp/kcna.user.article.retrieveNewsViewInfoList.kcmsf
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朝鮮半島情勢の緊迫 (北朝鮮の報道、国内の体制強化を強調) (2013/4/17-20:00)
  【朝鮮半島情勢の情報へ】
◆北朝鮮の朝鮮中央通信と労働新聞が本日(4/17)、それぞれ論評と社説を掲載しています。朝鮮中央通信のタイトルは、「朝鮮半島の事態の原因を直視しなければならない -朝鮮中央通信社論評-」で、 「米国の敵視政策が続く限り、朝鮮半島に平和と安定はなく、悪化し、それに対する我々の行動はさらに超強硬になるだろう」、「朝鮮半島事態解決の唯一の戦略は、米国が敵視政策を放棄することである」、といったことを述べています。
◆労働新聞のタイトルは、「[社説] 我々の最高の尊厳に触れた敵に復讐の鉄槌を下そう」で、「かいらいが米国の核の傘の下で生き残れると考えるのは、愚かな妄想である」、「先軍朝鮮の無慈悲な攻撃を避けるのは、この世のどこにもない」、「今から我々の予告なしの報復行動が開始されるであろう」、「これからの我々の報復措置は、誰も予測できない」、「南朝鮮かいらいたちが、最高の尊厳を傷つけた以上、我々千万軍民は団結して先軍の威力を総爆発させ、すべての手段を動員して、今まであったことがない無慈悲な対応攻撃が行われる」、といったことを述べています。また、「我々の最高の尊厳を決死擁護し、反米全面対決と社会主義強盛国家建設の最後の勝利を早めるために、より力強く戦っていこう」、と述べるなど、国外とともに、国内向けに強調して訴えかけるような内容になっています。国内の体制強化が強く意識されているように思われます。
※正確詳細には朝鮮中央通信と労働新聞に掲載の原文をご覧下さい。
◆気になるニュース
  ・「조선반도사태의 근원을 똑바로 보아야 한다 -- 조선중앙통신사 론평」(조선중앙통신 2013/4/17) <原文:朝鮮語>
    (「朝鮮半島の事態の原因を直視しなければならない -朝鮮中央通信社論評-」(朝鮮中央通信 2013/4/17))
     
http://www.kcna.kp/kcna.user.article.retrieveNewsViewInfoList.kcmsf
  ・「[사설] 우리의 최고존엄을 건드린 원쑤들에게 복수의 철추를 내리자」(로동신문 2013/4/17) <原文:朝鮮語>
    (「[社説] 我々の最高の尊厳に触れた敵に復讐の鉄槌を下そう」(労働新聞 2013/4/17))
     
http://www.rodong.rep.kp/InterKo/index.php?strPageID=SF01_02_01&newsID=2013-04-17-0001&chAction=T
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三宅島で震度5強の地震、被害が心配 (2013/4/17-19:20)
  【災害と応援活動の情報へ】
◆本日(4/17)午前中から中小規模の地震が頻発していた三宅島で、17時57分頃、震度5強の大きい地震が発生しました。被害が心配です。本土から遠く離れており、さらに夜に入るため、情報が伝わりにくく、外からの緊急応援が行いにくい状況にあります。 (⇒【緊急情報】(市民活動情報センター 今瀬)
今瀬政司メモ(本日4/17、三宅島で中小規模の地震が頻発 (2013/4/17-13:00))
◆気になるニュース
【13/4/17-18:05現在の情報】13/4/17-17:57頃 三宅島で震度5強の地震発生
平成25年04月17日18時02分 気象庁発表
17日17時57分頃地震がありました。震源地は三宅島近海(北緯34.1度、東経139.4度)で、震源の深さは約20km、地震の規模(マグニチュード)は6.2と推定されます。
東京都  震度5強 三宅村役場臨時庁舎  震度5弱 三宅村神着
     震度4  神津島村金長 神津島村役場* 新島村大原 御蔵島村西川
この地震により、日本の沿岸では若干の海面変動があるかもしれませんが、被害の心配はありません。
http://www.jma.go.jp/jp/quake/20130417180206395-171757.html
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与那国島・石垣島でも地震頻発、日本は地震列島 (2013/4/17-16:30)
  【災害と応援活動の情報へ】
◆今日(4/17)は午前から、三宅島で中小規模の地震が頻発していますが、午後には、与那国島・石垣島近くでも中小規模の地震が連続して起こっています。15時から16時までの間に、震度1以上のマグニチュード4から5の地震が、15時18分頃(与那国島近海 M4.5 震度1)、15時31分頃(与那国島近海 M4.4 震度1)、15時36分頃(与那国島近海 M4.2 震度1)、15時43分頃(石垣島北西沖 M5.6 震度1)、15時50分頃(石垣島北西沖 M5.7 震度1)の計5回です。日本列島は、地震列島だなと改めて感じます。
◆気になるニュース
「地震情報(各地の震度に関する情報)」(気象庁)
  http://www.jma.go.jp/jp/quake/quake_local_index.html
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本日4/17、三宅島で中小規模の地震が頻発 (2013/4/17-13:00)
  【災害と応援活動の情報へ】
◆気象庁の情報によると、本日(4/17)10時頃から、三宅島近海で中小規模の地震が連続して起こっています。10時から12時30分現在までに、震度1以上を観測した地震が、10時15分頃(M4.4 震度3)、11時14分頃(M4.6 震度3)、11時16分頃(M4.6 震度3)、11時54分頃(M3.0 震度1)、12時01分頃(M3.0 震度1)、12時12分頃(M4.1 震度2)、 12時22分頃(M4.7 震度3)、12時30分頃(M3.2 震度1)の計8回です。火山活動では、今のところ、特に大きな変化が起こっているとの情報はないようです。念のため、今後の状況に注視する必要があるように思います。
◆統計的な把握はしていないのですが、最近、中小規模の地震が全国各地で散発したり、たまにスポット的に連続して起こるケースを時々見るような印象を受けます。今年の2/25に栃木県北部で発生した震度5強の地震の際も、その直前に同地点で中小規模の地震が連続して起こっていました。今日の三宅島近海の中小規模の連続地震について、特に大きなものにならなければいいなと思っています。
◆気になるニュース
「地震情報(各地の震度に関する情報)」(気象庁)
  http://www.jma.go.jp/jp/quake/quake_local_index.html
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朝鮮半島情勢の緊迫 (北朝鮮外務省、米国脅威防げてこそ対話可能と談話) (2013/4/16-24:00)
  【朝鮮半島情勢の情報へ】
◆北朝鮮の朝鮮中央通信は、本日(4/16)、「朝鮮外務省代弁人談話」と題する談話を掲載して、「米国が侵略的な核戦争演習を繰り広げたために、我々はやむを得ず正当防衛の立場を明らかにしただけである」、「対話に反対はしない」、「真の対話は我々が米国の核戦争脅威を防ぐことのできる核抑止力を十分に備えた段階になってこそ可能である」、「米国が核攻撃訓練を行った以上、我々もそれに対応した訓練を行わざるを得なくなっている」、「米国が核戦争演習をやめ、武装装備を撤収しない限り、我々は自衛的な軍事的対応の度合いを引き続き高めるであろう」、と表明しています。
◆この談話は、外務省のもので、米国の脅威があるから(北朝鮮自らも)やむを得ず正当防衛を示したとし、米国が演習をやめて撤収すれば軍事的対応を高めない、と述べており、これまでに比べて内容や表現が若干ソフトなものになっています。同日(4/16)の軍の声明(最後通牒)とも温度差があります。(⇒今瀬政司メモ(北朝鮮軍、予告なしの報復と最後通牒(2013/4/16-8:40)))。一方、対話は(北朝鮮が)核抑止力を備えた段階で可能、米国が核攻撃訓練を行った以上、自らも(北朝鮮も)対応した訓練を行うとも述べています。これらのことが何を意味し意図するのか、注目すべき談話であると思います。
◆談話の全体の主な内容は以下の通りです。
⇒「今回の緊張激化の発端は、当初からして米国が我々の平和的な衛星打ち上げの権利を乱暴に侵害したことにある」、「主権国家の合法的な宇宙開発権利、国の自主権が侵害されたことに対して対応しない自主独立国家はこの世にない」、「米国が白昼強盗さながらの国連安全保障理事会の諸「制裁決議」を連続して作り上げたのに続き、侵略的な核戦争演習を繰り広げたために、我々はやむを得ず自衛的な軍事的対応措置を取る正当防衛の立場を明らかにしただけである」、「米国が我々が先に非核化の意思を示してこそ対話を行うというのは、わが朝鮮労働党の路線と共和国の法をあえて無視しようとするごう慢無礼きわまりない敵対行為である」、「我々は、対話に反対はしないが、核のこん棒を振り回す相手との屈辱的な交渉のテーブルには対座することはできない」、「対話は、自主権尊重と平等の原則に基づかなければならないというのが、我々の終始一貫した立場である」、「米国が、対朝鮮敵視政策と核威嚇・恐喝を放棄しない限り、真の対話はただ我々が米国の核戦争脅威を防ぐことのできる核抑止力を十分に備えた段階になってこそ可能である」、「米国が我々を狙って仮想目標を定めて核攻撃訓練を行った以上、我々もそれに対応した訓練を行わざるを得なくなっている」、「このような対応の過程に、訓練が実戦へと移転しかねないという保証はなく、それによるすべての悪結果は全て米国が負うべきであろう」、「米国が核戦争演習をやめ、侵略的な武装装備をすべて撤収しない限り、我々は自衛的な軍事的対応の度合いを引き続き高めるであろう」
◆気になるニュース
  ・「조선민주주의인민공화국 외무성 대변인담화」(조선중앙통신 2013/4/16) <原文:朝鮮語>
   (「朝鮮外務省代弁人談話」(朝鮮中央通信 2013/4/16))
     http://www.kcna.kp/kcna.user.article.retrieveNewsViewInfoList.kcmsf;jsessionid=F51E13948C9398917A85FFBCD5BA4649#this
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国境離島の懇談会では広い視野からの議論を期待 (2013/4/16-22:10)
 
◆産経新聞など報道各社の情報(4/16)によると、尖閣諸島(沖縄県)や沖ノ鳥島(東京都)、南鳥島(同)などの日本の排他的経済水域(EEZ)の基点となる無人国境離島の保全・管理・振興の法整備などについて検討する 「国境離島の保全、管理および振興のあり方に関する有識者懇談会」が 、山本一太海洋政策担当相のもとに設置され、26日に初会合を開くということです。メンバーは、 奥脇直也・明治大法科大学院教授、 秋山昌広・東京財団理事長(元防衛事務次官)、志方俊之・帝京大教授(元防衛相補佐官)、磯部力・国学院大法科大学院教授、木場弘子・千葉大客員教授(キャスター)、久保文明・東大大学院教授、渡辺東・日本離島センター専務理事です。
◆安全保障や海洋政策の観点から海洋権益の確保策などの議論を行うもののようですが、無人国境離島と言えども、広い意味・視野からの地域政策などの観点も含めた深い議論がなされることを期待したいと思います。
◆気になるニュース
秋山元防衛次官や志方氏ら 離島管理の有識者会議メンバー」(産経新聞 2013.4.16 01:17)
   
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130416/plc13041601190001-n1.htm
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4/16イラン東部でM7.8の地震、被害が心配 (2013/4/16-21:00)
  【災害と応援活動の情報へ】
◆米国地質調査所国立地震情報センターなどの情報(4/16)によると、イラン東部でマグニチュード7.8の大地震が発生しました。規模が大きく、震源地が内陸部とのことですので、被害が大きくならないか、心配です。 (⇒【緊急情報】(市民活動情報センター 今瀬)
◆気になるニュース
【13/4/16-20:40現在の情報】
13/4/16-15:14頃(日本時間同19:44) イラン東部でM7.8の地震発生
米国地質調査所国立地震情報センター(USGS,NEIC)
M7.8 - 86km ESE of Khash, Iran 2013-04-16 10:44:13 UTC
Event Time:2013-04-16 10:44:13 UTC/2013-04-16 15:14:13 UTC+04:30 at epicenter/2013-04-16 19:44:13 UTC+09:00 system time
Location:28.056°N 62.080°E depth=15.2km (9.4mi)
http://earthquake.usgs.gov/earthquakes/eventpage/usb000g7x7#summary
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朝鮮半島情勢の緊迫 (米軍ヘリ、非武装地帯で墜落か) (2013/4/16-14:10)
  【朝鮮半島情勢の情報へ】
◆韓国の聯合ニュースは、速報で(4/16 14:00)、本日(4/16)、「米軍ヘリが非武装地帯(DMZ)近くに墜落、乗員12人全員脱出」、と報じています。
◆気になるニュース
  ・「速報:米軍ヘリ非武装地帯(DMZ)近くに墜落 乗員12人全員脱出」(聯合ニュース 2013/4/16 14:00 KST)
     http://japanese.yonhapnews.co.kr/Politics2/2013/04/16/0900000000AJP20130416002000882.HTML
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朝鮮半島情勢の緊迫 (北朝鮮軍、予告なしの報復と最後通牒) (2013/4/16-8:40)
  【朝鮮半島情勢の情報へ】
◆北朝鮮の朝鮮中央通信は、本日(4/16)未明、「朝鮮人民軍最高司令部最後通牒状」と題する声明(最後通牒)を発表しました。北朝鮮では昨日(4/15)、キム・イルソン主席の生誕記念日(太陽節)を国を挙げて祝う行事が行われました。一方、韓国のソウルでは、保守系の団体が集会を開いて、「北はただちに挑発をやめろ」などとシュプレヒコールをあげた後、キム・ジョンウン第1書記の写真などを燃やしました。北朝鮮軍の最高司令部は、それに反発して声明を発表し、「これから我々の予告なしの報復行動が開始される」と韓国を強く威嚇しました。(正確詳細には朝鮮中央通信に掲載の原文をご覧下さい。)
◆声明(最後通牒)の主な内容は、以下の通りです。
⇒「おめでたい太陽節を迎え、全世界が祝う雰囲気で沸き立っている」、「だが、南朝鮮(韓国)は、我々の最高尊厳の象徴的な肖像画を燃やす蛮行を犯した」、「作られた事態に対して、朝鮮人民軍最高司令部は、南朝鮮(韓国)に次のような最後通牒状を送る」、「1.我々の最高の尊厳を毀損する許し難い蛮行がかいらい政府の庇護のもと、それもソウルの真ん中で公然と起こっている。今から我々の予告なしの報復行動が開始されるだろう。報復のターゲットには、我々の最高の尊厳を毀損するのに直接または間接的に加担した者、それをあおって黙認した者と、その当局の機関や部門が含まれている」、「2.我々の最高の尊厳をどう仰ぎ守るかを示すための、わが革命武力の正々堂々たる軍事的な示威行動が即時に開始されるだろう。我々の革命武力の軍事的示威は、我々の最高の尊厳を傷つけるあらゆる敵対勢力に強力な鉄槌となろう」、「3.かいらい当局者が、本当に対話と交渉を望む場合には、これまでに行った大小の反共和国敵対行為に謝罪して、こうした行為をすべて中止する実践的意思を全民族の前に示すべきであろう」
◆気になるニュース
  ・「조선인민군 최고사령부 최후통첩장」(조선중앙통신 2013/4/16) <原文:朝鮮語>
    (「朝鮮人民軍最高司令部最後通牒状」(朝鮮中央通信 2013/4/16))
     http://www.kcna.kp/kcna.user.article.retrieveNewsViewInfoList.kcmsf
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米国ボストンでマラソン中に爆発、死傷者 (2013/4/16-6:00)
 
◆米国のCBSやNHKなど報道各社の情報(4/16)によると、米国東部のボストンの市街地で、本日(4/15 15時頃(日本時間4/16 午前4時頃))、開催中のボストンマラソンのゴール付近で2度の爆発があり、ゴールしようとしていたランナーや観客らが巻き込まれて、少なくとも2人が死亡し、23人がけがをしている、ということです。
◆原因がまだ不明のようですが、被害に遭われた方々に少しでもご無事でと思うとともに、もしもテロのようなものだった場合には、慎重な究明と対処が必要と思います。
◆気になるニュース
  ・CBS BOSTON CBS LOCAL (CBS: Federal Sources Say Photos Show Man With Backpacks)
     http://boston.cbslocal.com/video?autoStart=true&topVideoCatNo=default&clipId=8776188
        ※ボストンマラソンでの爆発の映像ニュース
(最初に少しのCMの後に爆発現場のニュースが見られます)
  ・ ボストンマラソンで爆発 2人死亡(NHK 2013/4/16-5:25)
     http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130416/t10013942121000.html
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朝鮮半島情勢の緊迫 (日本「北朝鮮の非核化が対話の前提条件」) (2013/4/15-14:00)
  【朝鮮半島情勢の情報へ】
◆菅義偉内閣官房長官は、本日(4/15)午前の記者会見で、「北朝鮮が非核化に向けて動き始めることが対話の前提条件だ。そうした対話であれば、我が国も窓を閉ざすことはない」として、非核化が対話の前提条件(非核化なしには対話はしない)と述べました。
◆気になるニュース
  ・「内閣官房長官記者会見 平成25年4月15日(月)午前 冒頭発言なし 」(首相官邸 2013/4/15午前)
     http://www.kantei.go.jp/jp/tyoukanpress/201304/15_a.html
  ・「官房長官、北朝鮮との対話「非核化が前提条件」」(日本経済新聞 2013/4/15-11:59)
     http://www.nikkei.com/article/DGXNASFL150NC_V10C13A4000000/
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朝鮮半島情勢の緊迫 (万が一の武力衝突事態への事前対策・準備) (2013/4/15-2:00)
  【朝鮮半島情勢の情報へ】
◆朝鮮半島情勢の緊迫が続いています。 北朝鮮の故金日成(キム・イルソン)主席の生誕101周年の記念日である本日(4/15)は、緊迫の一つの山場と見られています。ミサイル発射などの武力衝突・戦争という万が一の事態が起こるのか、起こらないのか、いつまでこうした緊張した日々が続くのか、と先が見えない状況にあります。
◆北朝鮮の核やミサイルの技術が高度なのか否かも、定かではなく議論が続いています。だが、仮に今は高度でないとしても、現状の体制が続けば、いつかは高度な技術を持つことになると見られます。「核兵器」を放棄せよという米国や各国、「核兵器」は放棄しないという北朝鮮、双方、如何なることがあっても、この対立点は譲らないというのが現状の最大の問題事項となっています。また、この対立点を背景に、感情的(人間的)な諸状況なども絡んで、事態が複雑さを増しています。現状の見通しでは、この最大の対立点において解決の糸口が見つからない限りは、あるいは、全く別のところからのイレギュラーな状況が発生しない限りは、朝鮮半島情勢の緊迫は、当面、続くものと見られます。
◆こうした緊迫した状況が続く中で、私たちは、万が一のことが起こらないように、また、万が一のことが起こった時のために、様々な方法で対策を図っていく必要があると思います。万が一のことが起こらないようにするためには、相手の動向や状況、思いなどを知ることは欠かせないことと言えます。そして、万が一のことが起こってしまった時のためには、運を天に任せるだけではいけないため、事前の対策・準備もしておく必要があるとも言えます。
◆武力衝突・戦争という万が一の事態が起こった時のための国民保護法・指針・計画や対策マニュアルなどについて、日本の各省庁が作成している主な資料としては、例えば、以下のものがあります。また、韓国政府が作成している「戦争・テロ等、非常時国民行動要領」も参考になると思います。
◆有事対応の資料
 ◎「武力攻撃やテロなどから身を守るために」 (内閣官房 副長官補(安全保障・危機管理担当)付、2005年/9/9(2006/3/31一部改訂)) (PDF:1.2MB)
       http://www.kokuminhogo.go.jp/pdf/hogo_manual.pdf
   「武力攻撃やテロなどから身を守るために」 (内閣官房、DVD ブロードバンド(300K))
       http://www.fdma.go.jp/media/bryokukougeki.html
(警報が発令されたら/身の回りで急な爆発が起こったら/避難等の留意点(ゲリラ・特殊部隊攻撃、弾道ミサイル攻撃、着上陸侵攻、航空攻撃、武力攻撃・テロ等(化学剤・生物剤・核物質))/怪我等への応急措置/日頃からの備え)
 ◎「有事における国民の保護のためのしくみ」  (総務省消防庁作成パンフレット、2004年12月(2007年年3月一部改定)) (PDF:5.8MB)
      http://www.fdma.go.jp/html/intro/form/pdf/kokuminhogo_unyou/kokuminhogo_unyou_main/pamp_KokuminHogo_Sikumi.pdf
(国民保護法成立までの経過/事態対処法の概要/国民保護法の概要と国・地方公共団体の役割/消防の役割/消防庁における国民保護への取り組み/地方公共団体の危機管理に関する座談会/有事法制)
 ◎「国民の保護に関する基本指針」 (首相官邸 2005/3/25(最終改正2010/11/9) (PDF:572KB)
      http://www.kantei.go.jp/jp/singi/hogohousei/hourei/091118shishin.pdf
(国民の保護のための措置の実施に関する基本的な方針/武力攻撃事態の想定に関する事項/実施体制の確立/国民の保護のための措置に関する事項/緊急対処事態への対処/国民の保護に関する計画等の作成手続)
 ◎「防衛省国民保護計画」(防衛省 2005/10/28(最終改正2013/3/22) (PDF:367KB)
      http://www.mod.go.jp/j/approach/buryokutaio/kokumin_hogo.pdf
(国民保護措置の実施に関する基本的な方針に関する事項/国民保護措置の実施体制等の確立/防衛省・自衛隊が実施する国民保護措置に関する事項/緊急対処事態への対処に関する事項)
 ◎「戦争・テロ等、非常時国民行動要領」(日本語訳) (韓国 行政安全部)
   (「在留邦人向け安全の手引き(安全マニュアル)」の別添4(外務省 在大韓民国日本国大使館、2013/4/1)
      http://www.anzen.mofa.go.jp/manual/pdf/korea3.pdf
(非常事態発生時行動要領/民防空警報時行動要領/人命・施設待避時行動要領/化生放(NBC戦争:化学、生物学、放射能兵器を使う戦争)攻撃時行動要領/戦時に備えた物資及びその他)
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淡路島での震度6弱の地震と「被害」への思い (2013/4/15-2:00)
  【災害と応援活動の情報へ】
◆一昨日(4月13日(土))の午前5時33分頃に淡路島付近で発生したマグニチュード6.3の地震では、兵庫県淡路市で最大震度6弱、大阪府・徳島県・香川県で最大震度5弱を記録し、各地に被害をもたらしました。兵庫県内では、重軽傷者17名、建物被害1,967件(4/14の16時現在把握)、大阪府内では重軽傷者5名、建物被害4件(4/13の12時現在把握)、総務省消防庁把握では、全体で重軽傷者26名、建物被害1,825件(4/14-19:30)の被害が発生しています。(⇒【緊急情報】(市民活動情報センター 今瀬)
◆被害の全体状況が明らかになりつつある中、被害の「大」「小」を安易に表現したり、何かと比較して表現したりしてはいけないものと、今回の災害でも改めて感じます。被害の大小に関わらず、被害に遭われた方々に、ご無事でと思うばかりです。
◆地震が発生した直後すぐに(早朝時点に)、政府が述べた「大きな被害はない模様だ」(菅官房長官の記者会見)との言葉が報道各社のニュースを通じて広く伝えられました。小生、その言葉に、なんとも言えない思いを受け、未だにその違和感の思いが消えないでいます。
◆気になるニュース
  ・「平成25 年4月13 日淡路島を震源とする地震 現在判明している被害と対応状況(兵庫県 災害対策本部事務局 2013/4/14-18:00(16:00現在情報)」
     
http://web.pref.hyogo.lg.jp/kk03/jishin/documents/jisinjouhou6.pdf
  ・「地震の被害状況等について(第4報)」(大阪府 防災・危機管理指令部 2013/4/13-17:00(12:00現在情報))
     
http://portal.osaka-bousai.net/share/attachedfile/emergency/0000001762/4hou.pdf
  ・ 「淡路島付近を震源とする地震(第14報)」(総務省消防庁災害対策本部、2013/4/14-19:30)
     
http://www.fdma.go.jp/bn/2013/detail/802.html
  ・「兵庫県淡路市を震源とするマグニチュード6の地震について」(首相官邸 内閣官房長官記者会見、2013/4/13朝)
     
http://www.kantei.go.jp/jp/tyoukanpress/201304/13_a.html
  ・「首相官邸に対策室 菅官房長官「大きな被害ない模様」」(朝日新聞 2013/4/13-10:45)
     http://www.asahi.com/national/update/0413/TKY201304130003.html
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朝鮮半島情勢の緊迫 (韓国団体、対北ビラ散布を中断) (2013/4/14-17:50)
  【朝鮮半島情勢の情報へ】
◆ 北朝鮮の「わが民族同士」が4/13に、 韓国団体が金日成主席の生誕記念日(4/15)に韓国人拉致被害者の送還を求めるビラを北朝鮮に向けて散布する計画に対して、「一枚のビラでも飛んできた瞬間、散布地点は一瞬のうちに吹き飛ぶことになるだろう」、と警告する論評を掲載していました。(⇒今瀬政司メモ(北朝鮮「韓国団体のビラ散布に報復を警告」、2013/4/13-16:00
そのことについて、産経新聞の情報(4/14、共同)によると、韓国の拉致被害者家族でつくる「拉北者家族会」の崔成龍代表が本日(4/14)、 散布する計画を一時的に取りやめると表明した、と報じています。 崔代表が、「北朝鮮に攻撃の口実を与えず、朴槿恵大統領の政策を応援するために、暫定的に散布を保留する。朴大統領には拉致被害者家族の痛みを分かってもらいたい」と話したとのことです。
◆なお、これとは別に、NHKなどの報道各社の情報(4/13)によると、 韓国では昨日(4/13)、北朝鮮から韓国に逃れた脱北者の団体がキム・ジョンウン体制を批判するビラを北朝鮮の方角に飛ばそうと韓国北部に向かったところ、途中の路上で警察に止められています。
◆気になるニュース
  ・「対北ビラ散布を中断 韓国の拉致被害者家族の団体、政府に配慮」(産経新聞 2013/4/14 17:02(共同))
     
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130414/kor13041417020005-n1.htm
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朝鮮半島情勢の緊迫 (北朝鮮「韓国の対話提案を拒否」) (2013/4/14-16:40(更新20:20))
  【朝鮮半島情勢の情報へ】
◆韓国の聯合ニュース(4/14)は、 韓国が北朝鮮に対話を提案したことに対して、北朝鮮が事実上拒否する姿勢を示し、南北対話の早期開催が難くなった、と報じています。北朝鮮の対韓国窓口機関「祖国平和統一委員会」の報道官(スポークスマン)が、本日(4/14)、 朝鮮中央通信記者の質問に答えたものとして、韓国政府が北朝鮮に対話を提案したことについて、「開城工業団地を危機に陥れた犯罪的行為の尾を切り落とし、対決的姿勢を隠すためのずる賢い術策だ」、「北侵戦争演習と同族対決謀略策動にしがみついてきた者たちが、謝罪や責任について一言も言及せずに対話を提案したことは、あまりにも恥知らずな行為だ」、「提案の内容も”中身がない”」、「北南対話は遊びではなく、言い争いの場でもない。南朝鮮(韓国)当局が真の対話の意志があるのなら、根本的な対決姿勢を捨てることが先だ」、と述べたとのことです。
◆この報道の後、朝鮮中央通信は、これについて、「祖国平和統一委員会スポークスマンの答え」として公表していますので、正確詳細には朝鮮中央通信に掲載の原文をご覧下さい。
◆気になるニュース
  ・「조국평화통일위원회 대변인대답」(조선중앙통신 2013/4/14) <原文:朝鮮語>
    (「祖国平和統一委員会スポークスマンの答え」(朝鮮中央通信 2013/4/14))
     http://www.kcna.kp/kcna.user.article.retrieveNewsViewInfoList.kcmsf;jsessionid=9A99DE69AECEA5433F4106E8122457D1#this
  ・ 「北朝鮮が韓国の対話提案を拒否 「ずる賢い術策」 」(聯合ニュース 2013/4/14 16:03 KST)
     
http://japanese.yonhapnews.co.kr/northkorea/2013/04/14/0300000000AJP20130414001000882.HTML
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朝鮮半島情勢の緊迫 (在日朝鮮の子供達を争いに巻き込まずに) (2013/4/14-12:40)
  【朝鮮半島情勢の情報へ】
◆北朝鮮の労働新聞は、本日(4/14)、「金正恩第1書記が在日朝鮮人の子供たちに教育援助費と奨学金を送った」、との記事を掲載しています。「北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)第1書記が、故金日成(キム・イルソン)主席の生誕101周年の記念日(4/15)を迎え、在日朝鮮人の子供たちのために、教育援助費と奨学金として日本円で1億9,830万円を在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)に送った」、「金主席と故金正日(キム・ジョンイル)総書記、金第1書記が朝鮮総連に送った教育援助費と奨学金は、これまでに合計159回にわたり、日本円で総額471億2,335万円になった」、と報じています。(正確詳細には労働新聞に掲載の原文をご覧下さい。)
◆北朝鮮のこのニュースが、現在の朝鮮半島情勢の緊迫を背景にしたものなのか、それとも、従来からの定期的なもので特別に意味は持たないのかは分かりません。
◆また、産経新聞の情報(4/14)によると、産経新聞の調査結果として、「2013年度に朝鮮学校に補助金を支給しない都道府県が前年度より4県増えて8都府県となり、朝鮮学校がある27都道府県(休校中の奈良県を除く)の3割を占めた」、「2012年度も3県が予算計上しながら支給を見送った」、「2月に北朝鮮が強行した核実験などを受けた対応で、補助金打ち切りの流れが強まった」、と報じています。
◆在日朝鮮の人たち、子供たちに関係した事柄に関しては、いろいろな異なる意見や対応がありますが、少なくとも、大人の都合や争いごとに子供を巻き込むようなことはしないようにし、「大人が子供を大事にする」というあり方だけは、社会が果たしていかなければならないと思います。
◆気になるニュース
  ・「경애하는 김 정 은동지께서 재일동포자녀들을 위하여 교육원조비와 장학금을 보내시였다」(로동신문 2013/4/13) <原文:朝鮮語>
    (「敬愛する金正は同志 在日同胞の子供たちのために教育援助費と奨学金を送った」(労働新聞 2013/4/14))
      
http://www.rodong.rep.kp/InterKo/index.php?strPageID=SF01_02_01&newsID=2013-04-14-0002
  ・「朝鮮学校、補助金打ち切り加速 北核実験受け」(産経新聞 2013/4/14-9:42)
      
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130414/lcl13041409430001-n1.htm
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朝鮮半島情勢の緊迫 (北朝鮮「韓国団体のビラ散布に報復を警告」) (2013/4/13-16:00)
  【朝鮮半島情勢の情報へ】
◆北朝鮮の「わが民族同士」(ウェブサイト)は、本日(4/13)、「たった一枚のビラでも飛んできた瞬間、恐ろしい事態が起こる」と題する論評を掲載しています。韓国の団体が金日成(キム・イルソン)主席の生誕記念日の4月15日に、韓国人拉致被害者の送還を求めるビラを北朝鮮に向けて散布する計画に対して、「一枚のビラでも飛んできた瞬間、散布地点は一瞬のうちに吹き飛ぶことになるだろう」、と警告する内容です。(正確詳細には「わが民族同士」に掲載の原文をご覧下さい。)
◆主な内容は以下の通りです。
⇒「南朝鮮(韓国)メディアの報道によると、保守団体の”拉北者家族会”と”大韓民国オボイ(父母)連合”は、来る4月15日の太陽節を機に、反共和国ビラを散布するゲームを再び行おうとしている」、「あえて民族最大の祝日である太陽節に敵対的なビラ配りゲームを行おうとするのは、我々の尊厳と体制を中傷する容認できない挑発だ」、「米帝と南朝鮮(韓国)好戦狂の北侵戦争騒動で一触即発の状況にある時に、最前線で敢行しようとする反共和国ビラ散布は、かいらい保守当局の背後操縦によるもう一つの計画的な北侵戦争挑発策動である」、「我々の地域にたった一枚のビラでも飛んできた瞬間、散布地点は一瞬のうちに吹き飛ぶことになるだろう」、「我々の警告は決して言葉では終わらない」、「これによって生じる責任は挑発者たちであるかいらいが負うことになる」
◆気になるニュース
  ・「<론평> 단 한장의 삐라라도 날아오는 순간 끔찍한 사태가 빚어지게 될것이다」(우리 민족끼리 2013/4/13) <原文:朝鮮語>
   (<論評> たった一枚のビラでも飛んできた瞬間、恐ろしい事態が起こる」(わが民族同士 2013/4/13))
     http://www.uriminzokkiri.com/index.php?ptype=gisa1&no=68411
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朝鮮半島情勢の緊迫 (米国務長官「国際義務の順守が北朝鮮との対話条件」) (2013/4/12-19:30)
  【朝鮮半島情勢の情報へ】
◆聯合ニュースの情報(4/12)によると、韓国を訪問中の米国のケリー国務長官が、「国際義務の順守が北朝鮮との対話条件」 と述べたとのことです。北朝鮮と日米韓などとの対立がぎりぎりの状況をむかえ、対話の模索がなされる中、「国際義務」というものの認識には両者で大きく開きがあるため、この発言の意味は大きいものと言えます。
◆気になるニュース
  ・「速報:ケリー米国務長官「国際義務の順守が北との対話条件」 」(聯合ニュース 2013/4/12 19:15 KST)
    
http://japanese.yonhapnews.co.kr/Politics2/2013/04/12/0900000000AJP20130412003300882.HTML
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朝鮮半島情勢の緊迫 (北朝鮮「戦争の火花はまず日本で、と威嚇」) (2013/4/12-16:30)
  【朝鮮半島情勢の情報へ】
◆北朝鮮の朝鮮中央通信は、本日(4/12)、「”黄金の雨”を夢見る人たちに警告する」と題する論評を発表しました。その中で、「日本の安倍首相らは、我々の動きを”挑発”と批判し、ミサイル破壊措置命令を発令した」、「日本は、米国の対朝鮮敵視政策に追従して、武力増強と再侵略の機会を作り、過去の朝鮮戦争の時と同じ漁夫の利を得ようとしている」、「(北朝鮮の)武力の射程圏内には常に日本が入っており、もし日本が一瞬でも動きを見せれば、戦争の火花はまず日本で散ることになる」、と述べています。(正確な詳細は朝鮮中央通信に掲載の原文をご覧下さい。)
◆論評全体の主な内容は以下の通りです。
⇒「最近、日本の動きが尋常ではない」、「首相や外相、防衛相、国土交通相、官房長官をはじめとする政府当局者が公に出て、わが共和国を狙った軍事的措置で連日騒いでいる」、「米国の反共和国侵略行為に対処して我々が行う軍事的対応措置を”挑発”と言いがかりをつけ、即応態勢と言って”ミサイル破壊措置命令”を発令した」、「海上保安庁に即応態勢の確保と警戒監視に必要な航行警報が出された」、「航空自衛隊の”PAC-3”ミサイルを4月下旬から沖縄県内に常時配備すると明らかにした」
⇒「日本の現政権は、米国の対朝鮮敵視政策に追従して、武力増強と再侵略の機会を作り、過去の朝鮮戦争の時と同じ漁夫の利を得ようとしている」、「朝鮮で戦争が起これば、在日米軍基地と自衛隊基地だけでなく、民間用の港や飛行場などを含む全土を米軍に提供することを既に決めている」、「沖縄をはじめとする米軍基地と日本本土から離陸するステルス戦闘爆撃機”F-22”編隊を南朝鮮(韓国)の空軍基地に展開して、共和国を打撃する機会を狙っている」、「日本本土を戦争基地化することは、日本の反動層が騒ぐ”国民の生命と安全を守る”というのが、どれだけ偽善的なのかをそのまま示している」
⇒「日本は海洋を越えて、朝鮮再侵略に狂奔する軽挙妄動をやめた方がいい」、「我々は、日本が過去、朝鮮侵略戦争の共犯者だったことを一時も忘れてはいない」、「我々の革命武力の射程圏内には常に日本が入っており、もし日本が一瞬でも動きを見せれば、戦争の火花はまず日本で散ることになる」、「朝鮮半島で”黄金の雨”を夢見る者たちは、核雷によって死ぬであろう」、「日本は現実を直視し、分別を持って行動する方が良い」
◆気になるニュース
  ・「《황금소나기》를 꿈꾸는 자들에게 경고한다 --조선중앙통신사 론평--」(조선중앙통신 2013/4/12) <原文:朝鮮語>
    (「”黄金の雨”を夢見る人たちに警告する - 朝鮮中央通信社論評 - 」(朝鮮中央通信 2013/4/12))
      http://www.kcna.kp/kcna.user.article.retrieveNewsViewInfoList.kcmsf
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朝鮮半島情勢の緊迫 (北朝鮮「ミサイル防衛かく乱、任意に発射可能と威嚇」) (2013/4/12-14:20)
  【朝鮮半島情勢の情報へ】
◆北朝鮮の「わが民族同士」(ウエブサイト)は、本日(4/12)、南朝鮮(韓国)のインターネットサービスに「<火星-10>の攻撃範囲には限界がない」と題する文章が掲載されたとして、その内容を次のように紹介しています。「米国のミサイル防衛システムは、標的の情報をあらかじめ入力しておかなければ、迎撃ミサイルを撃ったとしても撃墜できない」、「北朝鮮の戦略ロケット軍は、いつ、どの方向にどれだけ発射されるか分からない。ミサイル防衛システムをかく乱するために、多くの妨害用ミサイルも混在させており、どれが核攻撃ミサイルなのか区別できない。従って、任意の時刻に発射命令を下せば、30分後には、世界は核雷で米国の凄惨な姿を見ることになる」。(正確な詳細は「わが民族同士」に掲載の原文をご覧下さい。)
◆その他、主な内容は次の通りです。
⇒「核戦争では相手国の報復核攻撃を予想しそれに備えて、報復核攻撃を受けても生き残れるだけの生存能力を持った核攻撃手段を展開しなければならない」、「戦略潜水艦は、核戦争で最高の生存能力を持つ。従って、人民軍東海艦隊の戦略潜水艦が”火星-10”核攻撃ミサイルを積んで出撃準備することは、共和国では正義の祖国統一大戦が目前に迫ったことを示す明確な兆候だ」、「ところが、それに対する米国の軍事対応策はあまりにもお粗末である」、「米国はミサイル防衛システムをグアム島に配備するというが、これは撃墜しようとする標的ミサイルに関する情報を、高高度ミサイル防衛システムにあらかじめ入力しておかなければ、迎撃ミサイルを撃ったとしても撃墜できないことが分かっている」、「高高度ミサイル防衛システムは、実戦能力の検証を受けていない無力な武器システムなのである」、「米国のそのような無力な武器システムを見てみると、核攻撃ミサイルの恐怖を多少緩和させる心理的防御効果は得られるかも知れないが、人民軍の戦略ロケット軍がいつ、どの方向にどれだけ発射されるか分からない、核攻撃ミサイルを迎撃することは現実的に不可能なのである。
⇒さらに、人民軍の戦略ロケット軍は、ミサイル防衛システムをかく乱するために、多くの妨害用ミサイルも混在させていることから、米国のミサイル防衛システムは、その中でどれが核攻撃ミサイルで、どれが妨害用ミサイルなのか全く区別できない。従って、任意の時刻に発射命令を下せば、それから約30分後には、世界は”核雷”により米国の凄惨な姿を見ることになる」
◆気になるニュース
  ・「[인입]《<화성-10>의 타격범위에는 한계가 없다》(2)」(우리 민족끼리 2013/4/12) <原文:朝鮮語>
    (「<火星-10>の攻撃範囲には限界がない (2)」(わが民族同士 2013/4/12)
      http://www.uriminzokkiri.com/index.php?ptype=gisa1&no=68331
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朝鮮半島情勢の緊迫 (台湾、韓国への渡航自粛を市民に勧告) (2013/4/12-00:40)
  【朝鮮半島情勢の情報へ】
◆ロイターと読売新聞の情報(4/11)によると、台湾の外交部(外務省)が、4/10夜、朝鮮半島情勢の緊迫を受けて、台湾市民に対して、韓国への暫定的な渡航自粛を勧告する声明を発表した、とのことです。声明は、商用・休暇・教育目的での韓国訪問を延期するよう市民に求める内容で、広報担当者は「朝鮮半島をめぐる情勢が不透明だということに注意を喚起するためだ」、と述べており、、外交部の在韓代表事務所は緊急事態に対応するための専門チームを立ち上げたようです。一方、韓国国内に約2万人いるとされる台湾人の長期滞在者の出国は求めていない、とのことです。
◆北朝鮮は4/9、「韓国にあるすべての外国機関と企業、観光客を含む外国人が、身辺安全のために事前に待避および疎開対策を講じなければならないということを告げる」として、韓国在住外国人に対して、戦争が起きた場合に備え退避するよう警告しています。
◆気になるニュース
  ・「台湾、韓国への渡航延期を市民に呼び掛け 北朝鮮情勢の緊迫化で」(ロイター 2013/4/11 14:58 JS)
     http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPTK832668220130411
  ・「台湾、暫定的な渡韓自粛を勧告--半島情勢緊張で」(読売新聞 2013/4/11 19:56)
     
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20130411-OYT1T01148.htm?from=ylist
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朝鮮半島情勢の緊迫 (北朝鮮「日米韓の言動に反発、ミサイル発射待機状態」) (2013/4/11-21:20)
  【朝鮮半島情勢の情報へ】
◆北朝鮮の朝鮮中央通信は、本日(4/11)、「祖国平和統一委員会書記局報道 第1029号」と題する報道を発表し、祖国平和統一委員会書記局が「米国と南朝鮮(韓国)らが我々を見誤り、まぐれ当たりを望むならそれほど愚かなことはない」と強調している、と報じています。
◆北朝鮮の政権関係者は、各種メディアなどで日米韓など各国の動向を詳細に見ており、非常に緊張感を持った状態にあるようです。そして、「ミサイルは発射待機状態にあり、ボタンさえ押せば、設定した目標を攻撃できるようになっている」と述べています。日米韓の観測網もミサイルは発射待機状態にあると報じられていますので、心配です。
◆以下、北朝鮮のその報道の主な内容です。(正確な詳細は朝鮮中央通信に掲載の原文をご覧下さい。)
⇒「最近、かいらい一味は、途方もないほらを吹いている」、「青瓦台(韓国大統領官邸)をはじめかいらい当局の関係者や専門家、保守言論者は、北朝鮮が超強硬に威嚇をしているが、実際には全面戦争は起こせないだの、交渉力を高めようとする”瀬戸際戦術”だの、北朝鮮の内部の雰囲気を見ても、平時のように平穏な生活をしているだの、何のとけん伝している。そして、我々の超強硬措置に対して、”高度の心理戦”、”一種の宣伝戦”だと世論化している」、「実に間抜けな連中の醜態で、自分勝手なことを言っている。我々が一言を言っておくなら、そのように考えるなら考えろ。しかし、時遅しの後悔はするな、ということである」
⇒「今、南朝鮮(韓国)では、戦争恐怖症によって、ラーメン、ミネラルウォーターなどの食料品や生活必需品の買占めが起きて、その販売量が急激に増加している」
⇒「今、我々はこみ上げる憤激を禁じえず、決死抗戦に勇躍決起し、敵撃滅の気概は天をついている」、「朝鮮革命武力の威力ある攻撃手段は、発射待機状態にあり、弾頭には目標の座標が精密に入力されている」、「今や、ボタンさえ押せば、発射されるようになっており、発射されれば敵の牙城が丸ごと火の海と化する」、「にもかかわらず、”心理戦”、”宣伝戦”などと寝言のようなことを言うのは、我々の全面対決戦がどんなものか、これから押し寄せる後難がどんなに甚だしいものかを知らない馬鹿が演じる醜態に過ぎない」
⇒「我々の内部が平穏であるだの、何のということに対して言うなら、明日直ちに戦争が起きても、今日の夜12時までは生産と建設をし、学校では授業が行われなければならないというのが、わが軍隊と人民の確固たる意志だということを知っているのか」、「しかも、今は天下第一の強国、無敵必勝の白頭山大国を率いる偉大な金正恩元帥の時代であることを知るべきである」、「わが千万の軍民は、大戦の時刻を待っており、いったん命令が下されれば敵撃滅の聖戦に嵐のように参じるであろう」、「戦争は今や、時間の問題であり、残っているのは無慈悲な懲罰だけである」、「その時になって後悔しても無駄であり、生き残って後悔する者もいなくなるだろう」
◆気になるニュース
  ・「조국평화통일위원회 서기국보도 제1029호」(조국평화통일위원회 서기국 미국과 남조선당국이 조선을 오판하고 요행수를 바란다면 그처럼 어리석은 일은 없다고 강조) (조선중앙통신 朝鮮中央通信 2013/4/11)) <原文:朝鮮語>
    (「祖国平和統一委員会書記局報道 第1029号」)
      
http://www.kcna.kp/kcna.user.article.retrieveNewsViewInfoList.kcmsf#this
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朝鮮半島情勢の緊迫 (ミサイル発射の駆け引き、15日頃迄か) (2013/4/11-18:00)
  【朝鮮半島情勢の情報へ】
◆聯合ニュースの情報(4/11)によると、北朝鮮がミサイルの出し入れや移動をして、韓米の監視の目をかく乱させている、とのことです。複数の政府消息筋が、本日(4/11)、「北朝鮮が東部の江原道・元山に移したムスダン(中距離弾道ミサイル)を格納庫から出し入れしている」と明らかにした。別の消息筋は、「咸鏡南道で観測されたミサイル発射台付き車両(TEL)4~5台も随時場所を移動させており、ミサイルの動向を監視している韓米の疲労感を最大化し情報をかく乱させる意図があるとみられる」と話している。また、別の情報筋は「ミサイルの動きのパターンを見るとムスダンの代わりにノドンやスカッドを発射する可能性も排除できない」としている。ムスダンに液体燃料や酸化剤が注入されたかについては、まだ正確な分析は出ていない、と報道しています。
◆NHKなどの情報(4/11)によると、韓国国防省は、(昨日4/10までは)北朝鮮が発射するとすれば10日の可能性が高いと分析していましたが、本日(4/11)の記者会見で、キム・ミンソク報道官が、「4月15日の前後までが発射期間ではないかとみている」(キム・イルソン主席の誕生日に当たる4/15頃まで北朝鮮が発射に踏み切る可能性が高い)、と述べたとのことです。
◆日本テレビなどの情報(4/11)によると、防衛省幹部の話として、北朝鮮の東部で移動式のミサイル発射台に動きがあり、これまで水平だった発射機とみられる装置を上空に向けたことをアメリカ軍の偵察衛星などが捉え、日本政府に伝えてきた、とのことです。防衛省は、発射が差し迫った状況なのかどうか、偽装工作の可能性もあり、情報の分析を進めており、北朝鮮の動向に警戒を強めている、と報じています。
◆気になるニュース
  ・ 「北朝鮮 格納庫からミサイル出し入れ=かく乱戦術」(聯合ニュース 2013/4/11 14:17 KST)
    http://japanese.yonhapnews.co.kr/northkorea/2013/04/11/0300000000AJP20130411001700882.HTML
  ・「韓国「15日ごろまで発射の可能性高い」(NHKニュース 2013/4/11 12:38)
    
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130411/t10013840471000.html
  ・ 「ミサイル“発射機”上空に向ける 米軍確認」(日テレNEWS24 日本テレビ系(NNN) 2013/4/11 14:14)
    
http://www.news24.jp/articles/2013/04/11/04226546.html
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朝鮮半島情勢の緊迫 (北朝鮮「韓国民間団体の支援医薬品を受け取り」) (2013/4/11-12:50)
  【朝鮮半島情勢の情報へ】
◆韓国の聯合ニュースの情報(4/11)によると、韓国政府関係者が本日(4/11)、「北朝鮮が、韓国の民間団体のユジンベル財団が最近送った抗結核薬(支援した医薬品、6億7800万ウォン(約5980万円)相当)を受け取った」と明らかにした、とのことです。民間団体の北朝鮮向け人道支援が承認されるのは、朴槿恵(パク・クンヘ)政権発足後初めて。医薬品は、平壌と南浦、平安道の8カ所の結核センターで約500人の患者の治療に用いられる予定。ユジンベル財団は18日頃に、医薬品の配給状況の点検と処方のため訪朝する計画で、北朝鮮の受け入れ可否が注目される、と報道しています。
◆支援医薬品が実際にきちんと市民のために活かされるのかどうか、都合よく利用されるのではないか、といった課題事項もないとは言えません。しかし、南北関係が断絶の状況に直面する中、わずかな細い糸であっても、関係修復に少しでも活きるものであって欲しいと思います。また、支援医薬品が真にきちんと配給されて、北朝鮮の一般市民の生命を守ることにつながることを願っています。
◆気になるニュース
  ・「北朝鮮 韓国民間団体支援の医薬品を受け取り」(聯合ニュース 2013/4/11 11:11 KST)
    
http://japanese.yonhapnews.co.kr/northkorea/2013/04/11/0300000000AJP20130411001300882.HTML
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朝鮮半島情勢の緊迫 (北朝鮮「開城工業団地事業権を第三国に委任検討か」) (2013/4/11-12:00)
  【朝鮮半島情勢の情報へ】
◆韓国の東亜日報の情報(4/11)によると、中国の精通した消息筋の話(4/10)として、北朝鮮の開城(ケソン)工業団地の事業権などを第3国に委任することを検討していることが分かった、とのことです。そして、金剛山に続き、開城工業団地まで不法に奪われる懸念が出ている、と報じています。以下、その報道の主な内容です。(正確な詳細は東亜日報に掲載の原文をご覧下さい。)
⇒「北朝鮮指導部が、韓国企業・現代峨山が所有している開城工業団地の事業権を他の国や企業に委任する案を慎重に検討している」、「南北間の緊張の高まりの状況とは無関係に、北朝鮮は開城工業団地をどのように有効活用するか悩んできた」、「現代峨山は2000年に北朝鮮の朝鮮アジア太平洋平和委員会と”開城工業地区建設運営に関する合意書”を締結して、公団用紙65.7平方キロメートルの事業権を確保した。北朝鮮が事業権を設定した場合、現代峨山が所有している50年の土地利用権も一緒に譲渡されるものと見られる」、「開城工業団地の用地のうち、現在までに開発が完了した面積が5%(3.3平方キロメートル)に過ぎないとし、北朝鮮は、韓国が自分たちの追加開発ニーズを満たしていないと見ており、これは事実上、韓国が契約に違反したものではないかという見方を持っている」、「第3国に事業権を設定した場合、南北関係が自由になるため、通信・通行・通関など3通問題が解決され、すでに入居した韓国企業もより確実に生産活動を行うことができるというのが、北朝鮮側の主張」
◆仮に、この情報の信憑性がある程度高い場合には、「南北経済協力の最後の砦」とも言われる開城工業団地事業の修復が困難になる可能性が高くなりそうです。
◆気になるニュース
  ・「[北 미사일 발사 징후]”北, 개성공단 사업권 3국에 넘기는 방안 검토”」(東亜日報 13/4/11-3:00(更新9:48) <原文:朝鮮語>
   (「[北のミサイル発射の兆候] ”北、開城工業団地事業権の3国に渡す案の検討”」)
     http://news.donga.com/Main/3/all/20130411/54351537/1
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朝鮮半島情勢の緊迫 (北朝鮮「イラク戦争教訓に譲歩は破滅、自己防衛のみと」) (2013/4/11-9:50)
  【朝鮮半島情勢の情報へ】
◆北朝鮮の労働新聞は、本日(4/11)、「イラクで起きた惨状が残した教訓」と題する情勢論解説を発表しました。これまでにも同様の考え方は幾たびか表明してきていますが、今のこのぎりぎりの事態においても、改めてそれを強く表明している状況を見る限り、北朝鮮の政権関係者の意思は、自尊心・自負心や恐怖心などが混在した感じで、かなり固いものと推察されます。
◆以下、その情報論解説の主な内容を抜粋しました。(正確な詳細は労働新聞に掲載の原文をご覧下さい。)
⇒「帝国主義者の侵略的強権行為が公然と行われている今日、国の自主権と人民の生命の安全は、自分の力で守らなければならない」、「米国の独断と専横、傲慢が起こしたイラク戦争は、自己の運命を決めるのは自分自身であり、国の自主権と人民の安全は、唯一強力な銃だけが守ることができるという真理を改めて実証している」、「イラクを侵略する前に、経済制裁を加えて相手の隙を突いて決定的な瞬間に軍事侵攻をかけようとした」、「米国はペルシャ湾に膨大な侵略武力を集結させる一方で、イラクが大量破壊兵器を開発していると誇大に騒ぎ立てながら、武器査察団を受け入れることをこの国に執拗に迫った」、「敵の侵略策動に強硬に対立して国防力の強化に力を入れるのではなく、イラクは屈辱的な査察を受け入れる道を選んだ。アメリカの強い要求を素直に聞くことで戦争を回避しようとする愚かな打算をしたのだ」、「米国の要求に応じて、イラクは詳細な武器明細書を作成して公開し、国の尊厳の象徴になっている大統領宮殿まで査察対象にさらした。さらに、ミサイルまで自分で破壊する愚かな行動をした。イラクは、独自の力で国と民族の自主権を守ろうとしなかった。幾つかの大国を仰ぎながら、国際社会の支持と同情を受けて問題を解決しようとしたが、イラクのこのような軟弱な人間の行動は、米国の傲慢をさらにあおった」、「米国は後になってから、イラク戦争が開始された時、イラクにはどんな大量破壊兵器も存在しなかった、と認めた。生物化学兵器は、廃棄されたと明らかにした」、「事実がこうであるにもかかわらず、米国は彼らの侵略の計画を実現するために、国連も国際法も眼中になく、イラク戦争を起こした。その勝敗は火を見るより明らかなことであった」、「結局、イラクの査察許可は、武装解除につながって、それは侵略戦争に広がり、それによりイラクは国の自主権を奪われ、米国の軍事的強権の配下に入るよ​​うになった」、「イラク戦争が残した教訓は、帝国主義者への譲歩は即死であり、国と民族の自主権は、唯一自分の強力な銃で守る以外にないということだ」
◆気になるニュース
  ・「[정세론해설] 이라크에서 빚어진 참상이 남긴 교훈」(労働新聞 2013/4/11) <原文:朝鮮語>
   ([情勢論解説]イラクで起きた惨状が残した教訓)
     
http://www.rodong.rep.kp/InterKo/index.php?strPageID=SF01_02_01&newsID=2013-04-11-0045&chAction=T
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朝鮮半島情勢の緊迫 (北朝鮮「東京・大阪・横浜・名古屋・京都や原発を標的」) (2013/4/10-12:50)
  【朝鮮半島情勢の情報へ】
◆北朝鮮の労働新聞は、本日(4/10)、「対朝鮮敵視政策が日本にもたらすのは破滅だけだ」と題する論評を発表しました。その中で、「東京、大阪、横浜、名古屋、京都」の具体的な5つの都市、あるいは米軍基地や自衛隊基地とともに、全国各地の「ガソリン供給所」や「原子力関連施設」などが標的になるとし、「日本が戦争の火をつければ、日本列島全体が戦場と化す」と述べています。その他、主な内容は次の通りです。(正確な詳細は労働新聞に掲載の原文をご覧下さい。)
⇒「日本はわが国の近くに位置しており、我々の報復攻撃の対象となることを逃れることができない」、「日本は海に囲まれた海洋国であり、海上交通輸送に最も大きく依存している国である。有事の際に、海上交通輸送が危険な状態になり、日本経済は混乱に陥って破綻するであろう」、「都市の人口は密度が高く、企業が随所に集中配置されている。日本の主要都市である東京、大阪、横浜、名古屋、京都は、日本の人口の3分の1以上が住んでいるだけでなく、基幹産業が集中している」、「東京だけでも300m間隔毎にガソリン供給所がある。このような条件は、日本の戦争持続能力を一撃で消滅させることができる可能性を持っていることを意味する」、「日本が戦争の火をつければ、島国全体が戦場と化す」、「実際、都市が火の標的として打撃を受ければ、一大修羅場と化してすべての道がふさがれて終わるだろう。火の打撃が加わると、すべてが火の海、死骸となって生き残った人間も正気でなくなるであろう」、「日本の土地には、数多くの米軍の核基地と原子力関連施設、軍事施設があちこちにある」、「日本は、20世紀の40年代におきた核の惨禍とは、比べものにならないほどの途方もない災害を被ることを避けることができない」、「時代は変わった。言葉だった時も過ぎた」、「日本は朝鮮戦争に加担する失策がもたらす災いに向き合って、慎重に行動する方が良いだろう」
◆気になるニュース
  ・「[론평] 대조선적대시책동이 일본에 가져다줄것은 파멸뿐이다」(労働新聞 2013/4/10) <原文:朝鮮語>
    (「[論評]対朝鮮敵政策が日本にもたらすのは破滅だけだ」)
     
http://www.rodong.rep.kp/InterKo/index.php?strPageID=SF01_02_01&newsID=2013-04-10-0037&chAction=T
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朝鮮半島情勢の緊迫 (北朝鮮「中弾道・中・短ミサイル同時発射の兆候」) (2013/4/10-10:00)
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◆韓国の聯合ニュースの情報(4/10)によると、韓国政府筋が、本日(4/10)、「ムスダン(中距離弾道ミサイル)だけでなく、これまで見られなかったミサイル発射台付き車両(TEL、スカッド(短距離ミサイル)・ノドン(中距離ミサイル)を発射する装備)4~5台が新たに識別された」、「北朝鮮がムスダンとスカッド、ノドンミサイルを同時に発射するという兆候がはっきりとしてきた」と話したとのことです。また、ある関係者は「今日発射しなければ、さらに数日見守る必要がありそうだ」との見方を示したようです。
◆気になるニュース
  ・ 「北朝鮮 ミサイル同時発射の動き=韓国政府筋」(聯合ニュース 2013/04/10 09:01 KST)
     
http://japanese.yonhapnews.co.kr/northkorea/2013/04/10/0300000000AJP20130410000600882.HTML
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朝鮮半島情勢の緊迫 (北朝鮮「勃発の時刻が分秒を争うと表現」) (2013/4/10-9:20)
  【朝鮮半島情勢の情報へ】
◆北朝鮮の労働新聞は、本日(4/10)、「破滅を早める「対抗戦略」」と題する情勢論解説を掲載しています。この解説の中で、「戦争勃発の時刻が分秒を争う」、「決戦の時刻は近づいている」として、時刻や分秒という、これまでの言葉よりもさらに短い時間単位を使って表現しています。その他、主に次のことを述べています。(正確な詳細は労働新聞に掲載の原文をご覧下さい。)
⇒「事態は、戦争の危険が抽象的ではなく、現実的なものとなっており、第2の朝鮮戦争勃発の時刻が分秒を争っていることを示している」、「好戦狂は誤算してはならない」、「小型化、軽量化、多種化された高精度の核兵器が発射命令を待っている」、「無慈悲な核攻撃で大統領府とホワイトハウスを爆破して祖国統一の戦いに勝利するフル決戦の時刻は近づいている」
◆気になるニュース
  ・[정세론해설] 파멸을 앞당기는 《맞불전략》」(労働新聞 2013/4/10) <原文:朝鮮語>
    ([情勢論解説] 破滅を早める「対抗戦略」)
     
http://www.rodong.rep.kp/InterKo/index.php?strPageID=SF01_02_01&newsID=2013-04-10-0036&chAction=T
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