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今瀬政司メモ(2013/5/8~ )
(NPO法人市民活動情報センター 代表理事)

今瀬政司メモ (INDEX(目次ページ)へ戻る)  今瀬政司の略歴等

朝鮮半島情勢の緊迫(北朝鮮が「通常訓練」と3日連続ミサイル) (2013/5/20-18:10(更新5/20-18:20)) 
  ⇒【朝鮮半島情勢の情報】へ
◆韓国の聯合ニュースなど報道各社の速報によると、「北朝鮮が本日(5/20)午前11時から正午の間、短距離ミサイル「KN02」と推定される発射体1発を発射した、と韓国国防部関係者が明らかにした」、とのことです。今日で3日連続の短距離ミサイル発射となります。
◆北朝鮮の中央朝鮮通信は、本日(5/20)、18~19日に2日連続でミサイルを発射したことについて、「祖国平和統一委員会書記局報道第1038号」の中で、「いま国の防衛力をあらゆる面から固めるために、我々の軍隊の通常の(正常な)軍事訓練が激しく行われている」、「我々の軍隊が米帝(米国)と南朝鮮(韓国)かいらいの増大する北侵核戦争策動に対処して、強力な抑止力を備えるために、軍事訓練を行うことは誰も是非を問うことのできない、主権国家の合法的な権利である」、「米帝とかいらいは18日と19日にあった我々の軍隊のロケット(ミサイル)発射訓練に対して、悪辣に反共和国対決騒動をさらに展開している」、などと報じています。
◆こうした北朝鮮が3日連続で短距離ミサイルを発射し、ミサイル武力を示威、通常(正常)化を図ろうとする動きについて、また、「祖国平和統一委員会」の書記局報道の中で、米国と韓国のみを名指しして日本の名を挙げていないことなどについて、どのような意図、背景があるのか注視し続ける必要があると思います。そして、非核化・ミサイル問題解決を対話の条件として圧力を重視する米国・韓国などと、参議院選挙を前に拉致問題解決を優先して早期の対話(飯島内閣官房参与の訪朝など)を図ろうとする日本との間において、連携関係をどのように上手く進めていくかも課題となると思われます。
◆韓国の聯合ニュースは、今先ほど(5/20-18:06)、「速報:北朝鮮 午後4~5時に発射体1発発射」、と報じています。
◆気になるニュース
  ・「北朝鮮の短距離発射体発射 3日連続で「武力示威」」(聯合ニュース、2013/5/20-17:26 KST)
      
http://japanese.yonhapnews.co.kr/northkorea/2013/05/20/0300000000AJP20130520002800882.HTML
  ・「조국평화통일위원회 서기국보도 제1038호」(조선중앙통신 2013/5/20)(「祖国平和統一委員会書記局報道第1038号」(朝鮮中央通信 2013/5/20))
      
http://www.kcna.kp/kcna.user.article.retrieveNewsViewInfoList.kcmsf
  ・「速報:北朝鮮 午後4~5時に発射体1発発射」(聯合ニュース、2013/5/20-18:06 KST)
      
http://japanese.yonhapnews.co.kr/northkorea/2013/05/20/0300000000AJP20130520002900882.HTML
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朝鮮半島情勢の緊迫(北朝鮮が2日連続で短距離ミサイル発射) (2013/5/19-18:20)
  ⇒【朝鮮半島情勢の情報】へ
◆韓国の聯合ニュースなど報道各社の速報によると、北朝鮮が本日(5/19)午後、短距離発射体(誘導弾)1発を東海岸から北東方向に発射した、と韓国軍関係者が明らかにした、とのことです。
◆北朝鮮は昨日(5/18)も3発の短距離ミサイルを発射しており、今後の動向に一層注視が必要と思います。
◆気になるニュース
  ・「北朝鮮 東海岸から短距離発射体発射=2日連続」(聯合ニュース、2013/5/19-17:49 KST)
     
http://japanese.yonhapnews.co.kr/headline/2013/05/19/0200000000AJP20130519001500882.HTML
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朝鮮半島情勢の緊迫(北朝鮮が短距離ミサイル3発を発射) (2013/5/18-16:30)
  ⇒【朝鮮半島情勢の情報】へ
◆時事通信(ソウル)が本日たった今(5/18-16:19)、速報で報じた情報によると、「韓国国防省が18日、北朝鮮が日本海上に短距離誘導弾3発を発射したと明らかにした」、とのことです。
◆ミサイル発射の詳細な事実関係はまだ不明ですが、試験発射や訓練の可能性があるとも見られます。ただ、昨日(5/17)までに米国や日本が、北朝鮮のミサイルの警戒態勢を解除・縮小したばかりのことですので、何らかの意図を持っての発射である可能性もあり、今後の動向に注視が必要と思います。
◆気になるニュース
  ・「北朝鮮が短距離弾3発発射」(時事通信ソウル、2013/5/18-16:19)
     http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2013051800236
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朝鮮半島情勢の緊迫(北朝鮮で鳥インフルエンザが発生) (2013/5/16-7:20)
  ⇒【朝鮮半島情勢の情報】へ
◆朝鮮日報(世宗聯合ニュース)の情報(5/14)によると、韓国の農林畜産食品部は14日、国際獣疫事務局(OIE)から北朝鮮で高病原性鳥インフルエンザ(H5N1型)が発生したとの通知を受けたと明らかにした、とのことです。北朝鮮では、平壌近隣の農場のカモからH5N1が検出され、16万4000羽が殺処分されたといい、OIEは、農場で放し飼いにされているカモが高病原性鳥インフルエンザに感染した渡り鳥と接触したことが原因とみているようです。
◆北朝鮮での鳥インフルエンザ発生の正確な状況は分かりませんが、鳥インフルエンザ感染による直接被害、食料不足の中での食料事情等への影響、医療技術等の自力のみでの対策の難しさ、他国から支援を受けることが困難な現状など、不安材料が多々ある中で今後、もしも感染被害が拡大していった場合には、現政権の体制や緊迫が続く朝鮮半島情勢にも大きな影響を与えるものと思われます。
今瀬政司メモ(朝鮮半島情勢の緊迫(北朝鮮、鳥インフルエンザに強い警戒感(2013/5/8-11:50))
◆気になるニュース
  ・「北朝鮮で鳥インフル発生 韓国は防疫強化」(朝鮮日報(世宗聯合ニュース)、2013/05/14-17:11)
     
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2013/05/14/2013051402114.html
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東京都が「南海トラフ巨大地震等による東京の被害想定」を公表 (2013/5/14-22:00(更新5/15-11:40))
  ⇒【災害と応援活動の情報】へ
◆東京都が、本日(5/14)、「南海トラフ巨大地震等による東京の被害想定 報告書」を公表しています。内閣府の南海トラフ巨大地震の被害想定(第一次報告、2012年8月公表)を踏まえて、東京都防災会議の地震部会が、東京都における詳細な被害想定の検討を行ったものです。
◆久しく巨大災害に遭っていない東京(都心部)。「東京(都心部)あるいは国(政府)は、全国各地の災害を支援することはあっても、(自らが被災者となって)全国各地から支援を受けることは普段あまり想像していない」、といったような感じのところが一部にあるように思われる時があります。当然のことながら、首都(東京都心部)であれ各地であれ、巨大災害は発生する可能性があります。東京(都心部)あるいは国(政府)においても、自らが支援者と受援者(被災者)のどちらにもなり得ることを想定して、災害時に「如何に被災地内で助け合うか」や「如何に(近隣および全国各地の)支援を行うか」とともに、「如何に(近隣および全国各地から)支援を受けるか」ということも考えて、災害・防災対策を行っていくことが大事であると思います。小生自身も、自問自答しながら改めてそれを認識しています。
◆東京都では、「地域防災計画」の2012年修正版が公表されていますが、地域防災計画の策定と実施においても、そうした観点からの対策を充実させることを期待したいです。
◆気になるニュース
  ・「南海トラフ巨大地震等による東京の被害想定(平成25年5月14日公表)」(東京都防災会議、東京都総務局・防災ホームページ、2013/5/14)
     http://www.bousai.metro.tokyo.jp/japanese/tmg/assumption_nankai.html
  ・「東京都地域防災計画 震災編・風水害編・原子力災害編(平成24年修正)」(東京都防災会議、東京都総務局・防災ホームページ)
     
http://www.bousai.metro.tokyo.jp/japanese/tmg/plan.html
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朝鮮半島情勢の緊迫(日本の飯島内閣官房参与が北朝鮮を訪問) (2013/5/14-19:10)
  ⇒【朝鮮半島情勢の情報】へ
◆一部報道(下野新聞(平壌共同)や時事通信)の速報情報(5/14夕方)によると、小泉純一郎元首相の政務秘書官を務めた飯島勲内閣官房参与が、5/14、北朝鮮の平壌を訪問。訪朝目的は不明で、北朝鮮側は平壌国際空港で外務省の金哲虎アジア局副局長(日本担当)が出迎えた、とのことです。
◆気になるニュース
  ・「飯島内閣参与が訪朝、目的は不明 小泉元首相秘書官」(下野新聞(平壌共同)、2013/5/14-18:29)
     
http://www.shimotsuke.co.jp/news/domestic/main/news/20130514/1043742
  ・「飯島内閣官房参与が訪朝」(時事通信、2013/5/14-18:35)
     
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2013051400878
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朝鮮半島情勢の緊迫(中国が北朝鮮貨物の全数検査、金融制裁は限定的か) (2013/5/10-11:20)
  ⇒【朝鮮半島情勢の情報】へ
◆韓国の中央日報は、本日朝(5/10)、今年2月の北朝鮮の3回目核実験に伴う国連安保理の対北朝鮮制裁決議(2094号)により、対北朝鮮輸出禁止物品を摘発するため、「中国税関が、北朝鮮に輸出されるすべての貨物に対する全数検査とX線検査を実施している」、と報じています。中国・遼寧省大連港にある対北朝鮮物流事業者が9日、「最近、税関当局が北朝鮮へ向かうすべての貨物コンテナに対する全数検査指示を出し、貨物処理が遅れている」、「2月の北朝鮮核実験以降、対北朝鮮貨物に対する検査が非常に厳しく物量が大幅に減ったが、今回の措置でさらに減っていて北朝鮮が受ける衝撃は激しいだろう」、と明らかにしたとのことです。
◆一方、「(中国の対北朝鮮金融制裁については)事実上大きい効果を上げることは難しいと見る見方が支配的だ」、と報じています。「中国銀行監督当局は、3月29日にすべての銀行に送った通知文で、対北朝鮮安保理2094決議を徹底的に遵守するように、と指示した。これに伴い、各銀行は武器など、対北朝鮮搬入禁止品目に関連した口座や対北朝鮮制裁対象企業、個人あるいは団体の口座に対する閉鎖措置を取った。しかし、対北朝鮮制裁対象と関連がない場合、対北朝鮮金融取引は継続して許可している」、ためとしています。具体的には、「(中国4大国有商業銀行であり最大外国為替取引銀行である)中国銀行は7日、北朝鮮の核・ミサイル開発資金に関連しているとわかった朝鮮貿易銀行の中国銀行内の口座を全て閉鎖し、北朝鮮との金融取引を全面中断すると発表した。しかし、本社確認の結果、中国銀行は対北朝鮮送金禁止措置を取っただけで、旅券を所持した北朝鮮人の新しい口座開設は許可している」、「建設銀行の場合、9日午前まで、対北朝鮮送金を禁止していると確認したが、午後には殆どの支店で、対北朝鮮送金も可能、と言葉を翻した」、「この他に中国最大銀行である工商銀行と農業銀行・招商銀行・北京銀行なども、8日まで対北朝鮮制裁に肯定的な反応を見せたが、9日には対北朝鮮送金と新規口座開設に問題はないと確認した」、とのことです。
◆気になるニュース
  ・「中国、北朝鮮行き船舶貨物の全数検査とX線検査」(中央日報、2013/5/10-9:41)
     
http://japanese.joins.com/article/432/171432.html?servcode=500&sectcode=500
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朝鮮半島情勢の緊迫(モンゴルが北朝鮮対話の新枠組構想を提案) (2013/5/9-15:50)
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◆東京新聞は5/9、外交関係者が5/8に明らかにした情報として、「3/30にウランバートルで行われた日モンゴル首脳会談で、エルベグドルジ大統領が安倍晋三首相に、北朝鮮対話の新枠組み構想を非公式に提案した」、と報じています。主な内容は以下です。
⇒「北朝鮮への対応などを念頭にした新たな多国間の定期的な安保対話を、モンゴルに設置する方向で日本とモンゴル両政府が検討している」、「従来の6カ国協議の参加国が主なメンバーで、モンゴルも加わる。外交関係者だけでなく、専門の学者にも出席を要請する」、「(モンゴルと北朝鮮の65年間にわたる友好な外交関係を土台に)北朝鮮にも参加を促して、多国間で北東アジアの平和と安定を図るという構想」、「モンゴルの首相が近く訪日し構想を合同で発表することも計画。参加各国が合意すれば、エルベグドルジ大統領が訪朝し、金正恩(キムジョンウン)第一書記に直接、参加を求める」
◆4/16、北朝鮮の駐モンゴル大使がモンゴル大統領を表敬訪問した際、大使が「大統領を北朝鮮に招待したい」、「モンゴルには北朝鮮への食糧支援をお願いしたい」、と述べたと、モンゴル大統領のウェブサイトが報じていました。
今瀬政司メモ(朝鮮半島情勢の緊迫(北朝鮮、モンゴルに食糧支援を要請) (2013/4/23-18:40))
◆朝鮮半島情勢において中立的な立場を持っているモンゴルが仲介・調整の役割を果たそうとするこの構想提案について、北朝鮮側と周辺諸国側の双方が前向きであるとすれば、モンゴルが果たす役割の可能性には期待されるところですので、今後の動きを注視していく必要があると思います。
◆気になるニュース
  ・「北対話 新枠組み構想 6カ国協議停滞 日本、モンゴル検討」(東京新聞、2013/5/9)
     
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2013050902000103.html
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朝鮮半島情勢の緊迫(北朝鮮、鳥インフルエンザに強い警戒感) (2013/5/8-11:50)
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◆北朝鮮が核やミサイルを巡り周辺諸国などと対立を深める中、北朝鮮の国内では、鳥インフルエンザへの警戒感が非常に高まっているようです。朝鮮中央通信は、中国での鳥インフルエンザの特徴、被害状況、被害防止対策などを頻繁に報じています。小生が把握した主なものでも、4月12日、16日、20日、21日、22日、23日、25日、26日、5月2日に報道がなされています。
◆北朝鮮の労働新聞は、本日(5/8)、「警戒すべき鳥インフルエンザ」と題する情勢論解説を掲載して、鳥インフルエンザの広がり、世界保健機関(WHO)の動き、中国での被害や対策、各国での予防対策の動きなどについて、分かりやすい形で詳細に報じています。また、その論調は、軍事報道などと異なって、非常にソフトな印象を受けます。
◆鳥インフルエンザが北朝鮮国内で発生した場合、それによる直接被害とともに、食料事情等への間接被害の影響も大きいことが予想されます。また、医療技術等の自力のみでの対策の難しさとともに、現在、他国から支援を受けることが困難になっている状況など、不安材料が多々あると見られます。もしも、北朝鮮国内で鳥インフルエンザが発生して感染被害が広がった場合には、現政権の体制や緊迫が続く朝鮮半島情勢にも大きな影響を与えるものと思われます。そうしたことからも、北朝鮮としては、自国内で発生しないようにと、相当な警戒感を持っているものと推察されます。
◆気になるニュース
  ・「[정세론해설] 경계해야 할 조류독감」(로동신문 2013/5/8)(「[情勢論解説] 警戒すべき鳥インフルエンザ」(労働新聞 2013/5/8))
     http://www.rodong.rep.kp/InterKo/index.php?strPageID=SF01_02_01&newsID=2013-05-08-0050&chAction=T
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