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◆韓国の中央日報は、本日朝(5/10)、今年2月の北朝鮮の3回目核実験に伴う国連安保理の対北朝鮮制裁決議(2094号)により、対北朝鮮輸出禁止物品を摘発するため、「中国税関が、北朝鮮に輸出されるすべての貨物に対する全数検査とX線検査を実施している」、と報じています。中国・遼寧省大連港にある対北朝鮮物流事業者が9日、「最近、税関当局が北朝鮮へ向かうすべての貨物コンテナに対する全数検査指示を出し、貨物処理が遅れている」、「2月の北朝鮮核実験以降、対北朝鮮貨物に対する検査が非常に厳しく物量が大幅に減ったが、今回の措置でさらに減っていて北朝鮮が受ける衝撃は激しいだろう」、と明らかにしたとのことです。
◆一方、「(中国の対北朝鮮金融制裁については)事実上大きい効果を上げることは難しいと見る見方が支配的だ」、と報じています。「中国銀行監督当局は、3月29日にすべての銀行に送った通知文で、対北朝鮮安保理2094決議を徹底的に遵守するように、と指示した。これに伴い、各銀行は武器など、対北朝鮮搬入禁止品目に関連した口座や対北朝鮮制裁対象企業、個人あるいは団体の口座に対する閉鎖措置を取った。しかし、対北朝鮮制裁対象と関連がない場合、対北朝鮮金融取引は継続して許可している」、ためとしています。具体的には、「(中国4大国有商業銀行であり最大外国為替取引銀行である)中国銀行は7日、北朝鮮の核・ミサイル開発資金に関連しているとわかった朝鮮貿易銀行の中国銀行内の口座を全て閉鎖し、北朝鮮との金融取引を全面中断すると発表した。しかし、本社確認の結果、中国銀行は対北朝鮮送金禁止措置を取っただけで、旅券を所持した北朝鮮人の新しい口座開設は許可している」、「建設銀行の場合、9日午前まで、対北朝鮮送金を禁止していると確認したが、午後には殆どの支店で、対北朝鮮送金も可能、と言葉を翻した」、「この他に中国最大銀行である工商銀行と農業銀行・招商銀行・北京銀行なども、8日まで対北朝鮮制裁に肯定的な反応を見せたが、9日には対北朝鮮送金と新規口座開設に問題はないと確認した」、とのことです。
◆気になるニュース
・「中国、北朝鮮行き船舶貨物の全数検査とX線検査」(中央日報、2013/5/10-9:41)
http://japanese.joins.com/article/432/171432.html?servcode=500§code=500
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