今瀬政司 研究室
(愛知東邦大学経営学部地域ビジネス学科准教授)

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2021年度 専門演習Ⅲ・Ⅳ(今瀬ゼミ4年生前期・後期)
専門演習(今瀬ゼミ)の概要
ご卒業 おめでとうございます!
テーマ:「自治と協働による地域づくり」
期間:2020年4月~2022年3月(専門演習Ⅰ・Ⅱ(3年生)、Ⅲ・Ⅳ(4年生))
テキスト:今瀬政司(2011)『地域主権時代の新しい公共 希望を拓くNPOと自治・協働改革』(学芸出版社)
内容
テキスト等をもとにしながら、専門的知識・ノウハウや様々な具体的事例を学習する。
地域を活性化するための独自プロジェクトを企画して、学外の地域の人たち(行政・企業・NPO・他大学等)と連携しながら調査研究や実践的活動を行い、その成果を卒業論文として執筆する。
大学4年間の「学生かつ研究者」としての集大成である「卒業論文(学士論文)」(15,000字超)を全ゼミ生一人一人がスケジュールを立てて2年間で無理なく少しずつを作成して完成させる。
卒業論文等の作成過程では随時、繰り返し発表プレゼンテーションやディスカッションを行う。
様々な学習・課題を通じて、就職活動や将来の就労等実務で役立てられる実践的なビジネススキル(表現する力、受け止める力、協働する力等)を身につける。
2020年度 専門演習Ⅰ・Ⅱ(今瀬ゼミ3年生)ページへ

ゼミの主な取組み経緯(学習・研究・実践的活動・卒業論文執筆等)
 
時期 学習内容・成果
専門演習Ⅰ
(3年生前期)
「自治と協働による地域づくり」に関する専門的知識・ノウハウの学習
 ・テキスト課題レポートの作成&発表プレゼンテーション&ディスカッション
卒業論文(企画書)の作成
 ・卒業論文(企画書、調査研究・実践活動の独自プロジェクト、2,000字超)作成
 ・随時、発表プレゼンテーション&ディスカッション
専門演習Ⅱ
(3年生後期)
「自治と協働による地域づくり」に関する専門的知識・ノウハウの学習
 ・テキスト課題レポートの作成&発表プレゼンテーション&ディスカッション
卒業論文(中間)の作成
 ・「卒業論文(中間1稿、3,000字超)作成(2020年10月22日)
 ・「卒業論文(中間2稿、5,000字超)作成(2020年11月19日)
 ・「卒業論文(中間3稿、7,000字超)作成(2020年12月17日)
 ・「卒業論文(中間、要旨:ホームページ掲載用」作成(2020年12月24日)
 ・「卒業論文(中間推敲4稿、7,000字超)作成(2021年1月14日)
 ・随時、発表プレゼンテーション&ディスカッション
専門演習Ⅲ
(4年生前期)
卒業論文(初稿)の作成
 ・「卒業論文(中間5稿、9,000字超)作成(2021年5月6日)
 ・「卒業論文(中間6稿、12,000字超)作成(2021年6月3日)
 ・「卒業論文(中間7稿、15,000字超)作成(2021年7月1日)
 ・「卒業論文(初稿、15,000字超)作成(2021年7月15日)
 ・随時、発表プレゼンテーション&ディスカッション
専門演習Ⅳ
(4年生後期)
卒業論文(推敲版)の作成
 ・「卒業論文(推敲2稿、15,000字超)作成(2021年10月20日)
 ・「卒業論文(推敲3稿、15,000字超)作成(2021年11月10日)
 ・「卒業論文(推敲4稿、15,000字超)作成(2021年12月1日)
 ・「卒業論文パワーポイントスライド」作成(2021年12月15日)
 ・「卒業論文(最終稿、15,000字超)完成(2021年12月22日)
 ・随時、発表プレゼンテーション&ディスカッション
 ・「今瀬政司ゼミナール卒業論文集」発行(2021年12月22日)
卒業式:今瀬ゼミ生13名全員卒業(2022年3月17日)
今瀬ゼミ生集合写真
(全ゼミ生13名、ゼミ最終講義)

愛知東邦大学「今瀬政司ゼミナール卒業論文集(2022年3月卒業)」
発行日:2021年12月22日 頁数:全209頁
卒業論文のフルペーパーと要旨:全ゼミ生13名(五十音順)
著者 論文名 フルペーパーの頁 要旨
足立海人 高齢者の自動車免許返納 ~高齢運転者の現状~ P.7~26 現在、高齢者の交通事故により、問題視されるムードが一段と強まっている。そのため、自動車免許を返納する高齢者が増えており、2019年では、60万件を超え、2010年の約9倍以上となっている。しかし、「車が必要だから」や「運転が可能だから」といった理由で返納することが難しい高齢者もいる。そこで、筆者は、自動者免許を返納することが難しい要因や改善方法を考え、実態を調査した。結果、地域によっては、公共交通機関が充実していないので、車を手放すことができないのである。そのため、周りのサポートが重要となる。
犬飼健涼 ゴミ問題 〜日常と祭りから考える未来のごみへの考え方〜 P.27~41 大量生産により近年ゴミ問題が問題視されている。本研究はゴミが祭りにどのような影響を与えているのか、またそのゴミ問題に対する対策を研究した。その中で、ゴミとは何を指すのか、ゴミ問題とはどのようなものなのかを研究した。研究によると、ゴミというのはリユース出来なくなったものであり、一方的に認識できるものではないと言うことが明らかになった。そして、そのリユースを活かし余計なゴミを出さずに済む方法がある。それがリユース食器と呼ばれるものである。しかし、結果として、現状では祭りやその他イベントでリユース食器を活用しようとするとコストや手間等がかかるとのことであった。今後はリユース食器を広げると共に独自で対策できるエコロジーを試行錯誤することが大切だと考える。
金子貴則 大垣市活性化について P.42~.52 岐阜県大垣市は濃尾平野北西部に位置し、人口は岐阜県で二番目に多い市である。大垣駅周辺には大垣商店街があり。1990年代までは多くの人で賑わっていた。しかし、現在は人通りも少なくシャッター街となっている。筆者は、昔のようなはつらつとした商店街を取り戻すためにはなにをするべきなのか、現地に行き、改善点やもっと伸ばしていくところを考えた。また、市役所や図書館で話を聞き、はつらつとした商店街を取り戻すための取り組みを筆者なりに考えた。
黒田仁也 交通事故防止 P.53~69 日本では、交通事故の発生件数は年々減っている。筆者はそれでも多いと思い、実際に起きた事故などによる様々な思いから、交通事故を減らしたいと考え、「交通事故防止」という卒業論文を作成した。本論文では、筆者が考える交通事故に関する疑問などを元に、データを分析し研究をした。研究をした結果、運転技術や環境よりも人の意識が必要だと分かった。ドライバーの意識の向上が望まれ、それが交通事故を減らすことに繋がる。
篠田斗希也 路上喫煙における問題 P.70~.89 路上喫煙が増えた原因となる改正健康増進法、喫煙スペースの設置数を調査・理解し、改善策を提案。近年新型コロナウイルスでの外出自粛によって、路上喫煙者の数に大きく変化があった。筆者は路上喫煙防止のため当初は、喫煙ルームの設置数増加を考えていたが法律等で制限があり、すぐに設置数を増やすことは困難だとした。そこで喫煙者を減少させることで路上喫煙の減少につながると結論づけた。喫煙によるリスクやたばこのポイ捨てで起こる被害。さらに禁煙方法を提案し喫煙者をサポート。喫煙者・非喫煙者両者がストレスのない社会を提案。
神野裕己 ゲーム依存症 P.90~103 本論文では、ゲーム依存症のことについて論じている。今現在新型コロナウイルスの影響で緊急事態宣言が発令され、外出自粛によって自宅に滞在する時間が増えている。自宅での過ごし方としてゲームをする人が多くいる中で、ゲームのプレイのしすぎでゲーム依存になってしまっている人が増えており問題になってきている。ゲーム依存症は2019年にWHOで新たな病気としても認定されている。そこで筆者は、ゲーム依存症に対しての現状や問題、どのような対策が行われ、その対策によりどういった改善が見られるのかについて具体的に調査し論述した。
谷 勇輝 せとものによる地域活性化 P.104~117 本稿では、瀬戸市の地域活性化について知名度を中心に論じている。「せともの」は1000年続く歴史や文化がある。その特徴を整理して、瀬戸市で一番有名な「せとものまつり」とその他の日本三大陶磁器祭りと比較をする。また、「せともの」などの文化財を活用している瀬戸市歴史文化基本構想を研究していくことで見つかった「認知度不足」の課題を考察している。そこで、認知度の向上方法や新たな取り組みとしてメディアプロモートやローカルインフルエンサーの活用を推奨する。
中村凌悟 コロナウイルスによるキャンプ場の経営状況 P.118~133 本稿では2020年から爆発的な感染を広げた新型コロナウイルスがキャンプ場にどのような影響を与え、どのような影響を受けているのかを論じている。調査をしていく中で影響はキャンプ場だけにとどまらず、近隣施設や住居にも影響していることがわかった。キャンプは主に県外から来場することが多く、感染拡大を心配する声が地域住民から多く寄せられることや、以前から問題となっていたごみのポイ捨て問題など新型コロナウイルスをきっかけに多くの問題が取り上げられた。このことによりキャンプ場の経営は非常に難しくなり、以前のように営業していくには利用者の一人一人が意識していくことが求められるようになった。
日比龍成 豊川魅力発掘 P.134~151 私は今回の卒業論文を「豊川魅力発掘」と題して書き進めた。筆者である私の所属する今瀬ゼミでの卒業論文のテーマが地域研究であるのと私自身の出身が愛知県豊川市にあるということから、豊川魅力発掘と題して研究、調査を進めた。そして、日本のそれぞれの地域ではそれぞれの課題を抱えている。私がテーマにした豊川市もその地域のひとつ。そんな豊川市では観光の面で問題を抱えていた。豊川市には目立つ観光スポットが豊川稲荷しかなく他の魅力が周りに周知されていないという問題を抱えていた。そこで私は豊川市が具体的にどんな観光問題を抱えているのか、観光業への取り組み方、他市との比較を調査し、私なりの豊川市の観光業の改善策を結論として出した。
平野佑太 にっぽんど真ん中まつりを通した地域活性化 P.152~.165 祭りによる地域活性化はどのようにしておこなわれるのか。本研究で検討する地域活性化とは大きく分けて経済的活性化と社会的活性化の二つである。そこで本研究では特に名古屋の地域活性化と祭りの関係について、にっぽんど真ん中まつりを例にとって研究し、その方法を他地域にも活かすことができないか検討した。祭りの開催方法や観客動員数を調査し、名古屋の課題と祭りがもたらす効果を考察した。結果として祭りは地域活性化に大きく貢献しており、他地域でも応用できることがわかった。
宮崎大空 津島市を祭りで地域活性へ P.166~182 全国の市町村において、少子高齢化や観光客数減少などが起こっている。そうした中、各地で地域活性化の取り組みとして、シャッター街になってしまった商店街の再生など、様々な方法が行われている。筆者の出身地である愛知県津島市でも、活力低下につながっている。そこで、津島市の地域活性化に向けて、筆者が参加している祭りを中心として、SNSを活用した情報発信や、聞き取り調査などの調査研究と実践活動による検証をしました。
山﨑大夢 スマホ依存症 P.183~196 筆者はスマホ依存症を研究している。それは近年ながらスマホに夢中になって事故が発生したのがニュースに取り上げられているからだ。調査方法としては地域の方々へのアンケート、文献調査を主としている。スマホ依存症になってしまう人はストレスが原因である。ストレスを発散するために、運動したりするよりも身近で短時間でできるネットで気晴らしが出来るからだ。アンケートでは答えてくださった方が自分はスマホ依存症かもと気付く人がいた。しかし、まだスマホ依存症に対する関心、認知度、理解は低いと思われる。
和田大輝 大垣の魅力探検 P.197~209 本稿では大垣市の活性化のために大垣の魅力探検をテーマに論じている。大垣の魅力を広めていくためには情報発信の方法が重要となり、現在行っているものだけでは不十分だという結果に辿り着いた。そこで、時代に合わせた発信方法や取り組みを行うことで活性化につながっていくと考える。また、魅力を知ってもらうために本稿では歴史に触れてもらうことを重要視している。

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