今瀬政司 研究室
(愛知東邦大学経営学部地域ビジネス学科准教授)

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2020年度 専門演習Ⅰ・Ⅱ(今瀬ゼミ3年生前期・後期)
専門演習(今瀬ゼミ)の概要 
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  「自治と協働による地域づくり」をテーマに実践ノウハウを学ぶ。
・専門的知識・ノウハウの学習を踏まえて、地域を活性化するための独自プロジェクトを各ゼミ生一人一人が企画して、調査研究や実践的な活動を行う。そのための「企画書」を3年生前期に作成する。
・3年生後期には、企画書に基づいて調査研究や実践的な活動を行うとともに、1年間 の集大成として、各ゼミ生一人一人が「卒業論文(中間)」を作成する。

卒業論文(中間:7,000字超)を完成(3年生後期、2020年12月17日)
ゼミ内発表会
  (卒論フルペーパー(中間4稿、7,000字超)、2020年12月18日~、全ゼミ生13名全員)
卒業論文(中間)要旨集
  (卒論要旨5稿、五十音順、200~250字、提出原文ママ、全ゼミ生13名全員)
著者 論文名 要旨
足立海人 高齢者の自動車免許返納について 現在、高齢者の交通事故により、社会的にも高齢者の運転が問題視されるムードが一段と強まっている。それにより、運転が不安等で自動車免許返納が昨年よりも増えているが、地域によっては、免許を返納できない高齢者もいる。そこで筆者は、自動車免許を返納できない理由や交通事故の原因について、運転リスクを研究した。死亡事故件数は、75歳未満より75歳以上の方が2倍以上発生している。このような事故を減らすためにも自動車免許返納について調査、研究をしている。
犬飼健涼 天神祭のゴミ問題~祭りから考える日々のごみへの考え方~ 筆者が研究したのは天神祭の歴史や概要、天神祭のごみの量や他の地域の祭りと比べて天神祭はどのくらいゴミを排出しているか等を研究している。研究結果として天神祭ではごみが毎年約60トン出ている。また、ごみ対策としてリユース食器の採用やボランティア活動によるゴミ拾い、ポイ捨て禁止の声掛け等が行われている。筆者は今後、ゴミ対策を行う上でいかに効率的な対策ができるか独自に考え、それを祭りだけではなく日常に繋げて行けるようなごみ対策を考えていく予定である。
金子貴則 大垣市活性化させる為には 岐阜県大垣市は濃尾平野北西部に位置し、日本列島の一番「ど真ん中」にある都市である。大垣商店街は駅前に軒を連ねる大きな商店街だ。しかし、最近は殆どがシャッター街になり閑散としている。筆者は衰退した大垣商店街はどのようにしたら昔のようなハツラツとした商店街になるのかを考える。そのために、大垣市の名物・名所を調査し魅力をたくさん見つけ、解決の糸口を見つけ出したいと思う。また、なぜ閑散とした商店街になってしまったのかについても調べていく。
黒田仁也 交通事故防止 日本では、交通事故の発生件数は年々減っている。筆者は、それでも交通事故は多いと思い、実際に起きた事故の悲惨さなどから、交通事故を減らしたいと考え、「交通事故防止」という卒業論文を作成した。本研究では、交通事故を減らすことに繋がるドライバーの意識を高めるという目的の元、事故映像などのデータを分析をした。研究をした結果、交通事故は意識の問題であり、交通事故は起こさないだけでなく、防ぐこともできると分かった。ドライバーの意識の向上が望まれ、それが交通事故を減らすことに繋がる。
篠田斗希也 路上喫煙について 筆者は路上喫煙について取り上げた。初めに2020年4月に施行された改正健康増進法について述べ、次に起こり得る三つのリスクとして火災問題・受動喫煙問題・路上喫煙問題についてまとめた。リスクを理解した上での各都道府県の条例施行を見ていき、最後に禁煙スペースの決まりやタバコの消費税増税に伴う需要と供給をまとめ上げた。今後は、路上喫煙の減少方法や路上喫煙に対する街の声を書き記していくつもりだ。この論文で路上喫煙に対する危機感を持っていただければ幸いである。
神野裕己 ゲーム依存症について 本論文では、現在流行りつつあるゲーム依存症のことについて論じている。今、新型コロナウイルスが流行している中、緊急事態宣言が発令され、外出自粛などで自宅に滞在する時間が増えている。自宅での過ごし方として、ゲームをする人が多くいる中で、ゲームのしすぎでゲーム依存になってしまっている人が多くいる。ゲーム依存症は2019年にWHOで新たな病気としても認定されている。そこで、ゲーム依存についての現状や問題、どういった対策を行い、その対策によりどういった改善が見られるのかについて、具体的に調査し論述した。
谷 勇輝 せともの・せともの祭りでの地域活性化 少子高齢化や観光客数の減少により地方でまちの活気がなくなってきている。その中で注目したのが瀬戸市である。瀬戸市はやきものの文化が根付いていて、鎌倉時代からの古く長い歴史がある。それらは、「せともの」と呼ばれ多くの人が関わってきている。瀬戸市の「せともの」を含めた文化財や文化遺産を今後どのように生かして瀬戸市を活性化していくかを考えていく。現段階では文化財を保護する方法について調べて瀬戸市歴史文化基本構想にたどり着いた。そこから瀬戸の歴史やまちの魅力を再認識する方法について理解を深めた。
中村凌悟 コロナウイルスによるキャンプ場の経営について 筆者は爆発的に感染を広げた新型コロナウイルスがキャンプ場にどのような影響を与えているのか調べた。影響はキャンプ場だけに収まらず、周辺施設にまで被害が出ていることがわかった。感染拡大を抑えるためにはキャンプ場を利用する時だけでなく、事前や事後にも気を配っていかなければならない。新型コロナ流行以前のキャンプをすることは難しく、しっかりとした対策をし、新型コロナの意識を持ちキャンプを行っていく必要がある。比較的安全とされているキャンプ、キャンプ場の経営はどのような対策をしているのかまとめた。
日比龍成 豊川魅力発掘 どのようにして地域の魅力は伝わるのか。筆者の出身地である豊川市の観光をテーマに論文を作成した。まず筆者は観光資源を調査し、街には豊川稲荷以外にも魅力があることを知れた。次に豊川市が市民の声を調査し、街は活気に欠けているなどの意見が市に寄せられており、街に課題がある事実を知った。そして豊川市は様々なSNSを利用し情報を発信していることが分かった。論文は途中段階で今後も調査を進めつつ、最終的に筆者なりの豊川市のPR方法を考える。
平野佑太 名古屋を伝統的な祭りで活性化 祭りと地域活性化にはどのような関係があるのか。この論文では主に「にっぽんど真ん中まつり」を中心に取り上げ、この祭を利用した地域活性化について論じる。はじめに「祭りの本質」や「にっぽんど真ん中祭りのコンセプト」について考察した。その後、この二つの基本に地域活性化のための方法に長期的な目標と短期的な目標に分けた。祭り開催中、祭りの準備期間、祭り終了後のどの点においても地域と結びついた活動や地域活性化に関して具体的な案を挙げている。最後にこの祭りのもたらす影響やその後の課題について詳細な検討が望まれる。
宮崎大空 津島の祭りで地域活性へ 全国の市町村において、まちの活気が無くなってきている。その原因は、少子高齢化、観光客数の減少などである。そうした中、各地で地域活性化の取り組みとして、地域特有の食べ物や伝統を知ってもらうことや、シャッター街になってしまった商店街の再生など、様々な方法が行われている。筆者の出身地である、愛知県津島市でも、過疎化などが原因で地域の活力低下につながっている。それによって、愛知県津島市の地域活性化に向けて、筆者が参加している祭りを中心として、S N Sを活用した、調査研究と実践活動による検証をした。
山﨑大夢 スマホ依存症 筆者はスマホ依存症を研究している。それは近年「ながらスマホ」に夢中になって事故が多く発生しているのが問題になっている。調査方法としては地域の方々への聞き取り調査、文献調査を主としている。一つの例として、スマホ依存症になってしまう人はストレスが原因である。ストレスを発散するために、運動したりするよりも身近で短時間でできるネットで気晴らしが出来るからだ。それにより、スマホから手を離せず食事が疎かになったり体への影響が出てくる。今後、聞き取り調査をしてさらにスマホ依存症の理解を深めていきたい。
和田大輝 大垣の魅力探索 本稿では筆者の出身地である岐阜県大垣市の魅力探検を行い調査した。大垣には魅力の一つである大垣祭りがある。この祭りには「軕(やま)」と呼ばれるものがあり、ユネスコ無形文化遺産にも登録されている。大垣には「奥の細道むすびの地記念館」があり、これは松尾芭蕉の旅を学びながら歴史を感じることもできる。養老にも行き観光客へのインタビューを行い、観光客の遊びに来た感想を聞くことができた。大垣を活性化させるために筆者は大垣の魅力を知ってもらい足を運んで歴史などを感じてもらうことが重要だと考える。
卒業論文の企画書(2,000字以上)を完成(3年生前期、2020年7月23日)
ゼミ内発表会(2020年7月24日・31日・8月7日、全ゼミ生13名全員(五十音順))
足立海人 高齢者の自動車免許返納と地域のつながりについて
犬飼健涼 天神祭のゴミ問題~天神祭ごみゼロ大作戦~
金子貴則 水の都大垣
黒田仁也 黒田仁也
篠田斗希也 路上喫煙
神野裕己 ゲーム依存症について
谷 勇輝 せともの祭りでの地域活性化
中村凌悟 コロナウイルスによるキャンプ場の経営について
日比龍成 豊川魅力発掘
平野佑太 名古屋を伝統的な祭りで活性化
宮崎大空 津島の祭りで地域活性へ
山﨑大夢 スマホ依存症
和田大輝 大垣の魅力探索

専門的知識・ノウハウの学習(3年生前期、全ゼミ生13名全員実施)
  自治と協働による地域づくりに関する学習レポート作成・提出&プレゼン「ゼミ内発表会」
  (五十音順、前期授業)
  *テキストをもとにして、自治と協働による地域づくりに関する専門的知識・ノウハウを学習して、レポートを作成・提出。ゼミ内発表会でプレゼンテーション。
和田大輝 「市民が切り拓いたNPO政策の源流」ほか
山﨑大夢 「情報化支援の中間支援組織によるNPOの活動力強化」ほか
宮崎大空 「NPO中間支援組織の形成の軌跡」ほか
平野佑太 「NPOの新たな経済主体化とコミュニティビジネス振興の提唱」ほか
日比龍成 「NPOが中核を担う「自律循環型地域経済システム」の政策形成」ほか
中村凌悟 「「新しい公共」としてとNPOの中間支援組織の存在意義」
谷 勇輝 「形骸化する協働政策の再構築」
神野裕己 「事業のあらゆる場面で必要な「協働性の原則」」
篠田斗希也 「事業のあらゆる場面で必要な「協働性の原則」」
黒田仁也 「協働のネックとなる委託契約と「協働契約」の開発・提唱」
金子貴則 「協働事業における委託契約の検証」
犬飼健涼 「「協働契約」の普及による協働推進と様々な波及効果」ほか
足立海人 「東日本大震災における新しい公共」

テキスト:今瀬政司『地域主権時代の新しい公共 希望を拓くNPOと自治・協働改革』(学芸出版社)

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