著者名 |
題名 |
フルペーパー頁数 |
要 旨 |
足立京生 |
名古屋の観光について |
P.7〜25 |
本稿では、名古屋の観光について論じた。名古屋市は、魅力がない都市と言われているが、調査したところ、名古屋への観光客数は他の都市と比べても多く、年々観光客数は増加しているといった結果が出た。魅力を感じないから名古屋へ観光する人がいない、というわけではない。他の都市と同じように、多くの観光資源があり、観光面は強いことが分かった。名古屋観光の問題は、イメージと名古屋市民である。魅力がないということを他都市民によって植え付けられてしまっている。名古屋市民は、名古屋の魅力は何かと聞かれたときに、魅力がないと答えてしまう。この二つの問題を改善すれば、三大都市で一番の観光地になると考える。 |
加藤千晴 |
コメダ珈琲店は今後も更に世界進出出来るのか 〜スターバックスコーヒーとの比較〜 |
P.27〜39 |
本論文では、名古屋発祥の大手コメダ珈琲店が今後も更に海外進出が出来るのかについて、世界的に有名なスターバックスコーヒーと比較して、その特性・強み・弱みから調査研究を行った。調査分析結果から、コメダ喫茶店が持つ「昭和のレトロの雰囲気」は、アンティーク調のカフェがあるヨーロッパ、あるいはお茶文化がある中国を中心としたアジアにおいて受け入れられやすいと考えられる。だが、世界では日本よりキャッシュレス化が進んでいる為、「キャッシュレス対応」専用アプリ開発などの対応が求められるのではないかと考えられる。 |
窪田由奈 |
七宝焼の伝統と尾張七宝 |
P.41〜57 |
本稿では、筆者の出身地である愛知県あま市の特産品である七宝焼「尾張七宝」に関する調査研究を行った。あま市となる旧七宝町では七宝焼が有名であることからその地名がついた。かつては愛知県に200軒以上あった七宝焼きの窯元も、現在ではわずか8軒に減少している。存続の危機にある尾張七宝の現状を調査した。結果、七宝焼存続のために、職人自身が広報素材として尾張七宝の技術を伝える映像を制作し、ワークショップ等の場で活用しようとインターネットで支援を募るなど、新たな取り組みを行っている。今後は、七宝焼を学校で部活動として取り入れ、長い時間をかけて七宝焼を学ぶ機会を設けてほしい。 |
窪田莉奈 |
「七宝みそ」の伝統 |
P.59〜77 |
本稿は、愛知県あま市七宝町の特産品である七宝みそに関する歴史や特徴などを論じている。味噌は日本の伝統的な調味料であるが、地域によって材料や作り方が様々である。七宝みそは他の地域の味噌とどのような違いがあるのかを調査し、特産品として地域にどのように関わっているのかを調査分析し検討した。そして、製造している方に聞き取り調査を行い、七宝みそを製造している工場へ見学に行った。結果は、地元の小学生の七宝みその工場見学を受け入れ、味噌作りの体験を実施するなど、積極的に地域に関わり、貢献していた。地域のサロン的役割を担うという目標を持つ七宝みそはさらに発展すると検討した。 |
佐藤彩香 |
名古屋のゴミ問題 |
P.79〜93 |
本論文では、名古屋の埋立地のゴミ問題について調査研究して論じた。名古屋ではゴミの処分場問題が注目されてきた。大都市で多くのゴミが排出されているにもかかわらず、埋め立ての場所が不足しつつあったからだ。そこで、全国のゴミ問題とその改善方法を名古屋と比較するとともに、日本各地の埋立地について調査した。また、埋立計画が中止された藤前干潟についても現地調査を行った。環境を守ろうという取り組みが全体的にみられた。不法投棄や漂着ごみが多く、川の異臭が見られた。 |
田中晋介 |
名古屋の観光問題 |
P.95〜108 |
筆者は、名古屋の観光問題について卒業論文を作成した。名古屋は他地域に比べて観光客が少ない状態である。なぜ少ないのか、観光客を増やすためにどういった取り組みをしているのかを調べ、どういった取り組みをしていけばいいのか、思考を巡らせた。名古屋に足を運んでもらうためには、観光地をPRするだけではなく、観光地の魅力を高めるために観光地ブランドの明確化、観光まちづくりをしなくてはならない。それらを高めることによって、観光客の増加が期待できる。そして、質の高いサービス、接客を行うことが大事だと筆者は考える。 |
林 巧朗 |
名古屋の観光について |
P.109〜123 |
今まであまり名古屋の観光に興味がなかったが、知り合いの名古屋のお薦めスポットはどこかあるか?という質問に対して、何も答えれなかったのがこの調査をしようとした一番最初の理由である。名古屋は2年連続で最も魅力に欠ける都市に選ばれてしまったため、それは何故かを調べ、名古屋の観光についての理解を深めた。Twitterなどを活用して100人に様々なアンケートをとり、それをグラフ化した。また、本来自分の足で様々な観光地に行き、何が足りないのか、どう感じたのかをまとめる予定であったが、コロナ禍が進んでいた為、友人や過去に行ったことのある場所をピックアップして名古屋の観光地についてまとめた。 |
山田直季 |
ごみ問題 |
P.125〜138 |
本稿では、日常生活や経済活動、災害などに伴い発生したゴミの処理問題について、調査研究して論じた。調査範囲としては、主に都市部と日本全体に焦点を当てた。とくに日本ではいつからゴミの排出量を問題視するようになり、どのような対策を行なっているのか、3R(Reduces、Reuse、Recycle)など、ゴミ処理に対する基本的な事をはじめ、地域や都道府県単位によって対策の方法に違いがどのようにあるのか、そうした対策によりどういった効果が得られたのか、具体的な取り組みについても調査して論述した。 |