今瀬政司 研究室
(愛知東邦大学経営学部地域ビジネス学科准教授)

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2020年度 専門演習Ⅲ・Ⅳ(今瀬ゼミ4年生前期・後期)
専門演習(今瀬ゼミ)の概要  
 
・科目名:「専門演習Ⅰ・Ⅱ(3年生)、Ⅲ・Ⅳ(4年生)」(2019年4月~2021年3月)
・テーマ:「大学とNPO・企業・行政等の協働による地域活性化」
・専門的知識・ノウハウの学習を踏まえて、地域を活性化するための独自プロジェクトを企画して、調査研究や実践的活動を行い、その成果を卒業論文として執筆する。地域のNPO・企業・行政・他大学等の人たちと交流・連携(協働)して、一緒に地域の社会・経済を活性化することを目指す。

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2020年度愛知東邦大学「卒業証書・学位記授与式」
   (2021年3月18日)
  今瀬ゼミ生8名全員、卒業!

  ※ゼミ生の皆さん、ご卒業おめでとうございます!

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(写真時だけマスク外して撮影)

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「今瀬政司ゼミナール卒業論文集(2021年3月卒業)」発行
 
(発行:2021年1月21日、全142頁、全ゼミ生8名:五十音順)

卒業論文(最終稿(推敲・修正:9稿)、フルペーパー各15,000字以上)完成(4年生後期)
 3年生後期に卒業論文(中間、6,000字以上)完成
 4年生前期に卒業論文(初稿、14,000以上)完成
 4年生後期に大学4年間の「学生かつ研究者」としての集大成である「卒業論文(学士論文)」(推敲8稿・最終稿、15,000以上)を完成
 卒業論文「ゼミ内発表会」発表プレゼンテーション(2020年12月18日)
 
著者名 題名 フルペーパー頁数 要 旨
足立京生 名古屋の観光について P.7~25  本稿では、名古屋の観光について論じた。名古屋市は、魅力がない都市と言われているが、調査したところ、名古屋への観光客数は他の都市と比べても多く、年々観光客数は増加しているといった結果が出た。魅力を感じないから名古屋へ観光する人がいない、というわけではない。他の都市と同じように、多くの観光資源があり、観光面は強いことが分かった。名古屋観光の問題は、イメージと名古屋市民である。魅力がないということを他都市民によって植え付けられてしまっている。名古屋市民は、名古屋の魅力は何かと聞かれたときに、魅力がないと答えてしまう。この二つの問題を改善すれば、三大都市で一番の観光地になると考える。
加藤千晴 コメダ珈琲店は今後も更に世界進出出来るのか ~スターバックスコーヒーとの比較~ P.27~39  本論文では、名古屋発祥の大手コメダ珈琲店が今後も更に海外進出が出来るのかについて、世界的に有名なスターバックスコーヒーと比較して、その特性・強み・弱みから調査研究を行った。調査分析結果から、コメダ喫茶店が持つ「昭和のレトロの雰囲気」は、アンティーク調のカフェがあるヨーロッパ、あるいはお茶文化がある中国を中心としたアジアにおいて受け入れられやすいと考えられる。だが、世界では日本よりキャッシュレス化が進んでいる為、「キャッシュレス対応」専用アプリ開発などの対応が求められるのではないかと考えられる。
窪田由奈 七宝焼の伝統と尾張七宝 P.41~57  本稿では、筆者の出身地である愛知県あま市の特産品である七宝焼「尾張七宝」に関する調査研究を行った。あま市となる旧七宝町では七宝焼が有名であることからその地名がついた。かつては愛知県に200軒以上あった七宝焼きの窯元も、現在ではわずか8軒に減少している。存続の危機にある尾張七宝の現状を調査した。結果、七宝焼存続のために、職人自身が広報素材として尾張七宝の技術を伝える映像を制作し、ワークショップ等の場で活用しようとインターネットで支援を募るなど、新たな取り組みを行っている。今後は、七宝焼を学校で部活動として取り入れ、長い時間をかけて七宝焼を学ぶ機会を設けてほしい。
窪田莉奈 「七宝みそ」の伝統 P.59~77  本稿は、愛知県あま市七宝町の特産品である七宝みそに関する歴史や特徴などを論じている。味噌は日本の伝統的な調味料であるが、地域によって材料や作り方が様々である。七宝みそは他の地域の味噌とどのような違いがあるのかを調査し、特産品として地域にどのように関わっているのかを調査分析し検討した。そして、製造している方に聞き取り調査を行い、七宝みそを製造している工場へ見学に行った。結果は、地元の小学生の七宝みその工場見学を受け入れ、味噌作りの体験を実施するなど、積極的に地域に関わり、貢献していた。地域のサロン的役割を担うという目標を持つ七宝みそはさらに発展すると検討した。
佐藤彩香 名古屋のゴミ問題 P.79~93  本論文では、名古屋の埋立地のゴミ問題について調査研究して論じた。名古屋ではゴミの処分場問題が注目されてきた。大都市で多くのゴミが排出されているにもかかわらず、埋め立ての場所が不足しつつあったからだ。そこで、全国のゴミ問題とその改善方法を名古屋と比較するとともに、日本各地の埋立地について調査した。また、埋立計画が中止された藤前干潟についても現地調査を行った。環境を守ろうという取り組みが全体的にみられた。不法投棄や漂着ごみが多く、川の異臭が見られた。
田中晋介 名古屋の観光問題 P.95~108  筆者は、名古屋の観光問題について卒業論文を作成した。名古屋は他地域に比べて観光客が少ない状態である。なぜ少ないのか、観光客を増やすためにどういった取り組みをしているのかを調べ、どういった取り組みをしていけばいいのか、思考を巡らせた。名古屋に足を運んでもらうためには、観光地をPRするだけではなく、観光地の魅力を高めるために観光地ブランドの明確化、観光まちづくりをしなくてはならない。それらを高めることによって、観光客の増加が期待できる。そして、質の高いサービス、接客を行うことが大事だと筆者は考える。
林 巧朗 名古屋の観光について P.109~123  今まであまり名古屋の観光に興味がなかったが、知り合いの名古屋のお薦めスポットはどこかあるか?という質問に対して、何も答えれなかったのがこの調査をしようとした一番最初の理由である。名古屋は2年連続で最も魅力に欠ける都市に選ばれてしまったため、それは何故かを調べ、名古屋の観光についての理解を深めた。Twitterなどを活用して100人に様々なアンケートをとり、それをグラフ化した。また、本来自分の足で様々な観光地に行き、何が足りないのか、どう感じたのかをまとめる予定であったが、コロナ禍が進んでいた為、友人や過去に行ったことのある場所をピックアップして名古屋の観光地についてまとめた。
山田直季 ごみ問題 P.125~138  本稿では、日常生活や経済活動、災害などに伴い発生したゴミの処理問題について、調査研究して論じた。調査範囲としては、主に都市部と日本全体に焦点を当てた。とくに日本ではいつからゴミの排出量を問題視するようになり、どのような対策を行なっているのか、3R(Reduces、Reuse、Recycle)など、ゴミ処理に対する基本的な事をはじめ、地域や都道府県単位によって対策の方法に違いがどのようにあるのか、そうした対策によりどういった効果が得られたのか、具体的な取り組みについても調査して論述した。

今瀬ゼミの主な取組み経緯(学習・研究・実践的活動・卒業論文作成等)
時期 学習内容・成果
専門演習Ⅰ
 (3年生前期)
「自治と協働による地域づくり」に関する専門的知識・ノウハウの学習
  *テキスト:今瀬政司『地域主権時代の新しい公共 希望を拓くNPOと自治・協働改革』(学芸出版社)
  ・課題レポート発表プレゼンテーション「ゼミ内発表会」
専門演習Ⅱ
 (3年生後期)
調査研究・実践活動の独自プロジェクト(卒業論文)の企画書作成
卒業論文(中間、6,000字以上)完成(2020年1月10日)
卒業論文(中間、要旨パワーポイント)発表プレゼンテーション
  ・「専門演習合同ゼミ発表会」(2020年1月17日)
ゼミ生 加藤千晴・窪田由奈・窪田莉奈(五十音順)「チームミント」
  ビジネスプラン発表(テーマ:「Dear子ども達 Fromグランパス」)
  ・「第1回グランパス・ビジネスコンテストin愛知東邦大学」優勝(2019.11.10)
  ・「2019年度 地域と連携した授業・活動報告会」優勝(2020.2.10)
専門演習Ⅲ
 (4年生前期)
卒業論文(初稿、14,000字以上)完成
  ・「今瀬政司ゼミナール卒業論文(初稿)要旨集」発行(2020年7月23日)
  ・卒業論文(初稿)発表プレゼンテーション「ゼミ内発表会」(2020年7月24・31日)
専門演習Ⅳ
 (4年生後期)
卒業論文(最終稿(推敲・修正:9稿)、15,000字以上)完成
  ・卒業論文「ゼミ内発表会」発表プレゼンテーション(2020年12月18日)
「今瀬政司ゼミナール卒業論文集」発行(2021年1月21日)

「今瀬政司ゼミナール卒業論文(初稿)要旨集」発行
(発行:2021年7月23日、全ゼミ生8名:五十音順)

卒論(初稿)ゼミ内発表会:2020年7月24・31日開催
著者名 題名 フルペーパー字数
卒論要旨集PDF
足立京生 名古屋の観光資源と魅力 15,403字
加藤千晴 コメダ珈琲店は今後も更に世界進出出来るのか 14,606字
窪田由奈 「七宝焼」の伝統 14,013字
窪田莉奈 「七宝みそ」の伝統 14,011字
佐藤彩香 名古屋のゴミ問題 14,271字
田中晋介 名古屋の観光問題 14,293字
林 巧朗 名古屋の観光について 14,156字
山田直季 ゴミ問題と対策 14,021字

  愛知東邦大学ホームページ 「お知らせ」(公式ページ)
 今瀬ゼミ生全員が「卒業論文」(初稿)を完成し要旨集発行(2020/8/12)
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