今瀬政司研究室
愛知東邦大学経営学部地域ビジネス学科 教授)

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2024年度 専門演習V・W(今瀬ゼミ4年生前期・後期)
今瀬ゼミの概要 ゼミの主な取組み経緯
ゼミ卒業論文集(目次、要旨集) 各ゼミ生の卒業論文フルペーパー(目次等)
愛知東邦大学ホームページのニュース記事
沖縄大学研究連携活動と沖縄フィールドリサーチ等 沖縄大学と愛知東邦大学今瀬ゼミの研究連携プロジェクト

※卒業論文研究等でゼミ生にご指導頂いた皆様に深く御礼を申し上げます。
 (沖縄大学の皆様、沖縄県庁の皆様、沖縄フィールドリサーチ視察先の皆様、沖縄県出身の愛知県在住者の皆様、ほか皆様)


今瀬ゼミの概要:「専門演習T・U(3年生)、V・W(4年生)」2023年4月〜2025年3月
テーマ:「社会的課題の解決と地域づくり」
内容:社会の問題で苦しむ人を助けたり、課題解決を図ったり、地域の活性化に取り組む人たちの活動について主に学ぶ。将来の就職活動や企業・団体・行政機関に勤める上で実際に役立つ知識・ノウハウとスキル(生きる力、働く力)の基礎を身につけて「成長する」こと、自らに「自信を持てる」ようになることを目標とする。
参考図書:今瀬政司(2011)『地域主権時代の新しい公共 希望を拓くNPOと自治・協働改革』(学芸出版社)
3年生と4年生(各前期・後期)を通じた学習内容
「社会的課題の解決」や「地域の活性化」等について、知識や事例や実践ノウハウを学ぶ。
ゼミ生自らが希望する具体的な課題テーマや事例等を対象にして、調査研究や実践活動を行って、卒業論文ならびにレポート等を執筆する。
卒業論文
・卒業論文フルペーパー執筆、及びそのプレゼン版スライドと概要版スライド(ポンチ絵)作成
・3年生前期に卒業論文フルペーパー(中間・構想、4,000字超)執筆
・3年生後期に卒業論文フルペーパー(中間、8,000字超)執筆
・4年生前期に卒業論文フルペーパー(初稿、15,000字超)執筆
・4年生後期に卒業論文フルペーパー(15,000字超)推敲・補正・校正(完成)
・「学士」水準で内容が公表可能レベルを目指す。
・ゼミ指定の構成と様式で執筆(著作権侵害無し、コピペ・生成AI使用無し)。
・調査研究・実践活動や卒業論文等の成果をゼミ生間で共有する。
ミニ企画
・名古屋市名東区「平和公園」フィールドリサーチ&レポート(プレゼン版スライド)作成
  「平和公園における迷惑駐車の実態と公園使用用途」
成果発表&ディスカッション
・スライド型プレゼンテーション、会議型発表、面接型発表、対話型発表等の様々な方法で成果発表を行うと共に、ディスカッションも併せて行い、それらスキルのトレーニングを行う。
・ディスカッションでは、ファシリテーター等の各役割を交代で行いながらスキルを磨く。
地域(行政・企業・NPO・他大学等)の現場を訪問して学外学習を行う。
就職活動の知識・スキル(企業・団体・行政機関(公務員))や実践的なビジネススキル(表現する力、受け止める力、協働する力等)を身につける。

愛知東邦大学ホームページ「NEWS & INFORMATION」ニュース掲載
「今瀬ゼミ生たちが卒論執筆で沖縄大と研究連携活動」(2024.12.6) フェイスブック

「経営学部で沖縄大学の緒方客員教授による特別講義」(2024.5.24) フェイスブック

『今瀬政司ゼミナール卒業論文集 -沖縄の基地・経済・環境問題と解決策-(2025年3月卒業)』【要旨】
発行日:2024年12月23日、頁数:全92頁
発行:愛知東邦大学 今瀬政司ゼミナール(経営学部地域ビジネス学科 専門演習T・U・V・W)
著者:甲田祥望、佐藤 豪、中村 彪、市川太陽、藤田 楓(ゼミ生)
教育・監修:愛知東邦大学経営学部教授 今瀬政司
Copyright (C) 2024 Imase Masashi Seminar, Regional Business Department, Faculty of Business Administration, Aichi Toho University, Nagoya City, Japan

目次
【1】今瀬ゼミの概要 P.2
【2】ゼミの主な取組み経緯(学習・研究・実践的活動・卒業論文執筆等) P.3〜4
【3】卒業論文の研究・執筆に係る沖縄大学研究連携活動と沖縄フィールドリサーチ等 P.5〜6
【4】「沖縄大学と愛知東邦大学今瀬ゼミの研究連携プロジェクト」プログラム P.7
【5】卒業論文の主な協力者 P.8
【6】ゼミホームページ(ゼミ生の研究・活動・卒論等実績掲載) P.8
【7】愛知東邦大学ホームページ「NEWS & INFORMATION」ニュース掲載 P.9〜11
【8】卒業論文要旨集 P.12〜13
【9】今瀬政司ゼミナール卒業論文集 - 沖縄の基地・経済・環境問題と解決策 -(卒業論文フルペーパー、ゼミ生) P.14〜92
【10】卒業論文フルペーパーのプレゼン版スライド、概要版スライド【別添】

卒業論文要旨集
著者ゼミ生 卒業論文名 フルペーパーの頁 卒業論文の要旨
甲田 祥望 沖縄の米軍基地の影響と日米地位協定 P.14〜.29  沖縄の米軍基地問題の歴史と、基地がもたらす影響、主に基地周辺の生活、環境問題と経済問題について調査した。調査を進めていく中で、基地問題、環境・経済問題が改善されない原因に、日米地位協定が大きく影響していることが分かってきた。これらの調査結果と、沖縄県民の米軍基地に対する意識を基に、沖縄の基地問題はこれからどのように改善されるべきなのか考察した。その結果を述べていく。
佐藤 豪 環境保護と基地経済の調和
 沖縄の持続可能な未来への道
P.30〜44  本論文では、沖縄の基地経済環境問題について調査した。沖縄には多数のアメリカ軍基地があり、その経済効果と環境負荷が注目されています。研究では経済データと環境データを収集しそこから導き出された数値や数量に着目し相互関係について調べました。結果としては基地は経済にプラスの影響を与える一方、騒音や環境問題といった問題も浮かび上がりました。本論文では沖縄基地の持続可能な経済政策と環境保全の重要性について調査し、解決策の提案・政策目的を明確化したうえで私自身の考えを示します。
中村 彪 沖縄米軍基地による経済問題と環境被害 P.45〜60  現在、沖縄県では米軍基地問題や経済、環境において様々な影響を受けている。米軍基地問題においては、米軍の演習や訓練などによる森林火災や自然破壊、戦闘機などの落下事故による公共物破壊、授業中に空を飛ぶ戦闘機の騒音問題。日米地位協定と日本の法律によって不利な状態になっていること。それに関連する経済問題。環境においては、米軍基地から流れ出る廃油や排水などで起こる土壌汚染や水質汚染などで人体に何かしらの形で入れば深刻な状態になる恐れがある。これら様々な問題の対策や真相について研究していく。
市川 太陽 沖縄の原点と基地問題 P.61〜76  本稿では沖縄の米軍基地・経済問題・環境問題について調査をした。沖縄は多数の島で出来ており、米軍基地が多くある。米軍基地による経済効果や環境汚染の問題に取り組んだ。歴史の面では沖縄は琉球王国として知られており15世紀から19世紀まで独自の文化を築いてきた。その後、明治時代日本に合併された。そのため沖縄自体は独特な文化があり日本では感じられない文化である。本稿の研究では今後の沖縄の基地問題の解決策・土地利用制約・交通渋滞などを研究している。また日米地位協定の見直しが必要である沖縄の問題にも注目した。
藤田 楓 沖縄における米軍基地がもたらす様々な影響 P.77〜92  沖縄における問題とはなにか。きれいな海で温暖なイメージのある沖縄だが、数多くの基地が存在しており米軍や米軍兵によって様々な問題が発生している。有名なのは墜落事故やPfasなどの環境問題や基地移設問題がある。それら問題の中でも米軍兵による性暴力事件は後を絶たず精神的に苦しみ涙を流す人が我々と同じ日本国民のなかにいるというのは深刻な問題だ。本稿では沖縄における米軍がもたらす様々な影響について実地調査等を含めて、現状やこれからの在り方を示している。

今瀬ゼミの主な取組み経緯(学習・研究・実践的活動・卒業論文執筆等)
専門演習T
(3年生前期)
「社会的課題の解決と地域づくり」に関する専門的知識・ノウハウの学習
学習計画等レポートの作成(2023年4月26日)
卒業論文(中間・構想)の執筆
 ・卒業論文(中間・構想1稿、200字超)執筆(2023年5月18日)
 ・卒業論文(中間・構想プレゼン版スライド1稿、5枚以上)作成(2023年5月31日)
 ・卒業論文(中間・構想2稿、1,000字超)執筆(2023年6月7日)
 ・卒業論文(中間・構想3稿、2,000字超)執筆(2023年6月21日)
 ・卒業論文(中間・構想4稿、4,000字超)執筆(2023年7月5日)
 ・卒業論文(中間・構想プレゼン版スライド2稿、10枚超)作成(2023年7月19日)
随時、成果発表(スライド型プレゼンテーション、会議型発表、面接型発表、対話型発表等)&ディスカッション
振返り等レポートの作成(2023年7月26日)
専門演習U
(3年生後期)
「社会的課題の解決と地域づくり」に関する専門的知識・ノウハウの学習
学習計画等レポートの作成(2023年10月5日)
調査研究や実践的な活動の実施
卒業論文(中間)の執筆
  *卒論構成:T.研究概要(T-1.研究目的、T-2.研究内容、T-3.研究方法)、
           U.研究結果、V.分析結果、W.考察・今後の展望、引用・参考文献
  *ゼミ指定の構成と様式
 ・卒業論文(中間フルペーパー5稿、5,000字超)執筆(2023年10月18日)
 ・卒業論文(中間フルペーパー6稿、7,000字超)執筆(2023年11月8日)
 ・卒業論文(中間フルペーパー7稿、8,000字超)執筆(2023年11月29日)
 ・卒業論文(中間プレゼン版スライド3稿、15枚超)執筆(2023年12月13日)
 ・卒業論文(中間概要版スライド(ポンチ絵)1稿、1〜2枚)作成(2023年12月27日)
 ・卒業論文(中間フルペーパー8稿(推敲版)、8,000字超)執筆(2024年1月17日)
随時、成果発表(スライド型プレゼンテーション、会議型発表、面接型発表、対話型発表等)&ディスカッション
振返り抱負レポートの作成(2024年1月17日)
専門演習V
(4年生前期)
「社会的課題の解決と地域づくり」に関する専門的知識・ノウハウの学習
学習計画等レポートの作成(2024年4月19日)
調査研究や実践的な活動の実施
卒業論文(初稿)の執筆
 ・卒業論文(中間フルペーパー9稿、10,000字超)執筆(2024年4月29日)
 ・卒業論文(中間プレゼン版スライド4稿、15枚超)」作成(2024年5月13日)
 ・卒業論文(中間フルペーパー10稿、13,000字超)執筆(2024年6月3日)
 ・卒業論文(初稿フルペーパー11稿、15,000字超)執筆(2024年6月24日)
 ・卒業論文(初稿プレゼン版スライド5稿、20枚超)執筆(2024年7月8日)
 ・卒業論文(初稿概要版スライド(ポンチ絵)2稿、1〜2枚)執筆(2024年7月22日)
沖縄大学の緒方客員教授による特別講義」(2024年5月21日)
平和公園フィールドリサーチ&レポート(プレゼン版スライド)作成
   「平和公園における迷惑駐車の実態と公園使用用途」(2024年6月11日)
随時、成果発表(スライド型プレゼンテーション、会議型発表、面接型発表、対話型発表等)&ディスカッション
自己評価等レポート課題の作成(2024年7月22日)
専門演習W
(4年生後期)
「社会的課題の解決と地域づくり」に関する専門的知識・ノウハウの学習
学習計画等レポートの作成(2024年10月7日)
調査研究や実践的な活動の実施
卒業論文(推敲・補正・校正)の執筆
 ・卒業論文(フルペーパー12稿、推敲版、15,000字超)執筆(2024年10月14日)
 ・卒業論文(フルペーパー13稿、推敲版、15,000字超)執筆(2024年11月4日)
 ・卒業論文(フルペーパー14稿、補正版、15,000字超)執筆(2024年12月9日)
 ・卒業論文(フルペーパー15稿、15,000字超、校正版/プレゼン版スライド6稿、20枚超、校正版/概要版スライド(ポンチ絵)3稿、1〜2枚、校正版)執筆(2024年12月23日)
卒業論文の研究・執筆に係る沖縄大学研究連携活動と沖縄フィールドリサーチ等(2024年11月17〜19日、沖縄訪問)
「沖縄大学と愛知東邦大学今瀬ゼミの研究連携プロジェクト」2024年11月19日、沖縄大学キャンパス)
愛知県内在住の沖縄出身者へのヒアリング調査(2024年11〜12月)
「今瀬政司ゼミナール卒業論文集」発行(2024年12月23日)
随時、成果発表(スライド型プレゼンテーション、会議型発表、面接型発表、対話型発表等)&ディスカッション
自己評価等レポート課題の作成(2025年1月6日)

卒業論文の研究・執筆に係る「沖縄大学研究連携活動」と「沖縄フィールドリサーチ」等
プログラム
  (2024年11月17日(日)〜19日(火)、沖縄訪問)
1.「沖縄大学と愛知東邦大学今瀬ゼミの研究連携プロジェクト」開催
(1)沖縄大学との研究連携プロジェクト
@沖大山代学長挨拶、今瀬挨拶
Aゼミ生の卒業論文発表
・卒業論文集(第13稿・未定稿)印刷冊子の配布、スライド(概要版とプレゼン版)によるプレゼンテーション
B沖大教員・職員による今瀬ゼミ生の卒業論文への講評
C今瀬ゼミ生の訪問目的に対する沖縄大学教員・職員による講話
D沖大学生・教員・職員と今瀬ゼミ生との意見交換(沖縄大学「全学研究プロジェクト平和学研究班」)

(2)沖縄大学山代学長への表敬訪問
・大学校門と学長室で学長&今瀬ゼミ生の記念撮影と土産謹呈撮影
2.今瀬ゼミ生の卒業論文研究に係るヒアリング等
(1)「沖縄県庁知事公室基地対策課」ヒアリング・資料収集

(2)沖縄の伝統工芸産業に係るヒアリング等(首里染織館suikara、那覇市)
@琉球びんがた事業協同組合「第47回琉球びんがた組合展」、A那覇伝統織物事業協同組合「首里織工芸館」
3.今瀬ゼミ生の卒業論文研究に係る沖縄フィールドリサーチ
(1)沖縄の米軍基地問題に係るフィールドリサーチ
@名護市:「米軍辺野古新基地建設現場」周辺、「米軍キャンプシュアブ」周辺、「新基地建設の県民抗議活動」、「辺野古テント村」、「辺野古ハーレー」、「大浦湾(瀬高)」、
       「名護市安和琉球セメント浅橋(辺野古新基地建設の埋立用土砂搬出現場)」、「新基地建設土砂搬出の県民抗議活動」
A宜野湾市:「米軍普天間飛行場」ゲート・周辺、「普天間小学校」周辺、「嘉数台公園(米軍普天間飛行場の展望台)」、「沖縄国際大学(米軍ヘリ墜落現場)」
B嘉手納町:「米軍嘉手納飛行場」周辺、「かでな道の駅(米軍嘉手納飛行場の展望台、安保の見える丘)」
C沖縄市:「米軍嘉手納飛行場」周辺、「ゲートストリート」
D北谷町:「米軍高級住宅街」、「米軍キャンプ瑞慶覧」周辺、「米軍キャンプ桑江」周辺
E金武町:「米軍キャンプハンセン」周辺、「米軍ブルービーチ訓練場」周辺
F北中城村:「米軍喜舎場テラスハイツ」周辺
G浦添市:「米軍キャンプキンザー」周辺

(2)沖縄の地域経済問題に係るフィールドリサーチ
@うるま市:「中城港湾新港地区工業団地(国際物流拠点産業集積地域)・IT津梁パーク」
A沖縄市:「パークアベニュー通り」「コザ一番街商店街」、「コザミュージックタウン」、「ゲートストリート」、「ゴヤ市場」(「米軍嘉手納飛行場」周辺)
B名護市:「辺野古社交街(アップルタウン)・商店街・住宅街」(「米軍キャンプシュアブ」周辺)、「道の駅許田」、「万国津梁館(サミット会場)」、「ブセナ海中公園」
C北谷町:「サンセットビーチ」、「アメリカンビレッジ」
D金武町:「金武町社交街(新開地)・商店街」(「米軍キャンプハンセン」周辺)、「スーパーかねひで」
E宜野座村:「漢那ビーチ」
F本部町:「海洋博公園」、「ナゴパイナップルパーク」周辺
G中城村:「中城城跡」
H那覇市:「首里城」、「国際通り商店街」
I読谷村:「座喜味城跡公園」

(3)沖縄の環境問題に係るフィールドリサーチ
@沖縄市:「泡瀬干潟」
A名護市:「辺野古ハーレー」「大浦湾(瀬高)」(「米軍辺野古新基地建設現場」周辺)、「名護市国際海洋環境情報センター」

4.沖縄県出身の愛知県在住者へのヒアリング調査

沖縄フィールドリサーチの写真

「沖縄大学と愛知東邦大学今瀬ゼミの研究連携プロジェクト」
プログラム
 (2024年11月19日(火) 9:00〜11:00、沖縄大学キャンパス)

1.挨拶:沖縄大学山代学長、今瀬ゼミ生


2.愛知東邦大学 今瀬ゼミ 卒業論文(13稿・未定稿)発表

3.沖縄大学教員・職員による卒業論文への講評

4.訪問目的に対する沖縄大学教員・職員による講話

5.沖縄大学教員・職員・学生と愛知東邦大学今瀬ゼミとの意見交換

6.おわりに

■今瀬ゼミ生の紹介
(1)今瀬ゼミ生(ゼミ生4人共通)の訪問目的
今瀬ゼミ生は「沖縄の基地・経済・環境問題と解決策」を共通テーマに4年生前期に卒業論文(初稿・各15,000字以上)書き上げている。うちゼミ生4人は2024年11月17〜19日、卒論をより充実したものにするために沖縄を訪問して、沖縄大学と研究連携するとともに、沖縄本島全土の基地所在市町村等をフィールドリサーチする。 現地でしかわからない沖縄の社会問題、歴史、自然に興味があり、現地現物で学びを深めたく訪問する。

(2)4人ぞれぞれの卒論の題名と要旨
@佐藤 豪 「環境保護と基地経済の調和 沖縄の持続可能な未来への道」
要旨:沖縄の基地経済と環境問題を調査し、米軍基地の経済効果と環境負荷の関係を分析しました。経済効果の一方で、騒音や環境問題が課題となっており、持続可能な政策と解決策を提案します。
A中村 彪 「沖縄米軍基地による経済問題と環境問題」
要旨:現在沖縄県では、米軍基地問題や経済、環境において様々な影響を受けている。日米地位協定と日本の法律により不利な状態になっていること。それに関連する経済問題。環境における水質汚染や土壌汚染などの様々な問題の対策や真相について研究する。
B市川太陽 「沖縄の原点と基地問題」
要旨:沖縄は、沖縄諸島と呼ばれる複数の島々で構成されている。今後の沖縄にとって、基地問題とともに土地利用制約・交通渋滞も問題視されており、どのように解決するかを探る。今回は基地問題、経済問題、環境問題に注目する。
C藤田 楓 「沖縄における米軍基地がもたらす様々な影響」
要旨:沖縄は、美しいリゾート地として有名だが、そこに対する県民に数々な負担が存在している。 本土の人間は現状や正しい情報を認知することが諸問題の解決になる。

(3)4人ぞれぞれの卒論研究のために沖縄大学の皆様にお聞きしたい事項
・佐藤 豪 :文字だけでは伝わらない県民と米軍の実際の声をお聞きしたい
・市川太陽 :5/21の緒方教授のゼミ特別講義で沖縄の歴史や不発弾のお話があり深くお聞きしたい
・中村 彪 :経済問題や環境被害について実際現地で感じる米軍の被害などをお聞きしたい
・藤田 楓 :第二次産業工業分野のこれからの可能性についてお聞きしたい

「沖縄大学と愛知東邦大学今瀬ゼミの研究連携プロジェクト」の写真

『今瀬政司ゼミナール卒業論文集 -沖縄の基地・経済・環境問題と解決策-(2025年3月卒業)』【各ゼミ生の卒論概要】
発行日:2024年12月23日、頁数:全92頁
発行:愛知東邦大学 今瀬政司ゼミナール(経営学部地域ビジネス学科 専門演習T・U・V・W)
著者:甲田祥望、佐藤 豪、中村 彪、市川太陽、藤田 楓(ゼミ生)
教育・監修:愛知東邦大学経営学部教授 今瀬政司
Copyright (C) 2024 Imase Masashi Seminar, Regional Business Department, Faculty of Business Administration, Aichi Toho University, Nagoya City, Japan

各ゼミ生の卒業論文の概要
甲田 祥望 「沖縄の米軍基地の影響と日米地位協定」
フルペーパーの頁 P.14〜.29
要 旨  沖縄の米軍基地問題の歴史と、基地がもたらす影響、主に基地周辺の生活、環境問題と経済問題について調査した。調査を進めていく中で、基地問題、環境・経済問題が改善されない原因に、日米地位協定が大きく影響していることが分かってきた。これらの調査結果と、沖縄県民の米軍基地に対する意識を基に、沖縄の基地問題はこれからどのように改善されるべきなのか考察した。その結果を述べていく。
Keyword 米軍基地、平和な沖縄、環境問題、経済問題、日米地位協定
目 次 T はじめに
U 研究の概要
 U-1 研究目的
 U-2 研究内容
 U-3 研究方法
V 研究結果
 V-1 米軍支配の始まりから日本返還までの歴史
 V-2 沖縄基地の推移
 V-3 嘉手納基地の住民の被害と住民の意見・活動
  V-3-(1) 爆音被害
  V-3-(2) 暴行事件
 V-4 米軍基地と環境問題
  V-4-(1) 土壌汚染
  V-4-(2) 水質汚染
 V-5 経済問題
  V-5-(1) 米軍基地の被害負担
  V-5-(2) 基地返還土地の有効活用
 V-6 日米地位協定
W 分析結果
X 考察・今後の展望
引用・参考文献

佐藤豪 「環境保護と基地経済の調和 沖縄の持続可能な未来への道」
フルペーパーの頁 P.30〜44
要 旨 本論文では、沖縄の基地経済環境問題について調査した。沖縄には多数のアメリカ軍基地があり、その経済効果と環境負荷が注目されています。研究では経済データと環境データを収集しそこから導き出された数値や数量に着目し相互関係について調べました。結果としては基地は経済にプラスの影響を与える一方、騒音や環境問題といった問題も浮かび上がりました。
本論文では沖縄基地の持続可能な経済政策と環境保全の重要性について調査し、解決策の提案・政策目的を明確化したうえで私自身の考えを示します。
Keyword 沖縄米軍基地、沖縄経済問題、沖縄環境問題
目 次 T はじめに
 T-1研究背景(研究目的・研究内容)
U沖縄基地
 U-1沖縄基地の歴史と現状
 U-2-(1)沖縄基地への県民・外からの声
 U-2-(2)意見
 U-3-(1)基地経済の影響
 U-3-(2)沖縄県が抱える経済問題・取り組み・課題
 U-4過去現在未来の日米地位協定の在り方
V沖縄基地環境問題
 V-1沖縄基地の環境負荷・問題点・取り組み・課題
 V-1-(1)沖縄基地がもたらす水質問題・取り組み・課題
 V-1-(2)沖縄県が抱える環境問題・取り組み・課題
W持続可能な基地経済への転換への施策
 W-1基地依存からの脱却と地域独自の経済活動の育成
 W-2基地周辺環境保護と観光業の調和
 W-3基地問題に対する地域住民の声を反映した政策提言
 W-4戦争の影響を受けた地域への支援と不発弾への対応
 W-5若い世代の意識改革と積極的な参与促進
X環境保全への政策提言
 X-1基地依存からの脱却と地域独自の経済活動の支援
 X-2基地問題に対する住民の声を反映した解決策の模索
 X-3環境保護と基地の安全性の両立
 X-4戦争の影響を受けた地域に対する長期的な支援
引用・参考文献

中村彪 「沖縄米軍基地による経済と環境問題」
フルペーパーの頁 P.45〜60
要 旨 現在、沖縄県では米軍基地問題や経済、環境において様々な影響を受けている。米軍基地問題においては、米軍の演習や訓練などによる森林火災や自然破壊、戦闘機などの落下事故による公共物破壊、授業中に空を飛ぶ戦闘機の騒音問題。日米地位協定と日本の法律によって不利な状態になっていること。それに関連する経済問題。環境においては、米軍基地から流れ出る廃油や排水などで起こる土壌汚染や水質汚染などで人体に何かしらの形で入れば深刻な状態になる恐れがある。これら様々な問題の対策や真相について研究していく。
Keyword Keyword: 経済負担 、 環境汚染、 日米地位協定
目 次 T はじめに
U 研究の概要
 U‐1研究目的
U‐2 研究内容
  米軍基地の存在
  事件、事故
  基地返還のSAGO
  主な米軍施設等
  不発弾の処理とやんばるの森の環境
V‐1 経済問題
  これまでの経済状況とこれから
V‐2 環境問題
  海のサンゴ礁と赤土流出問題
  水質汚染について
  土壌汚染について
IV 研究方法
V 分析結果
VI 参考・今後の展望
引用・参考文献

市川 太陽 「沖縄の原点と基地問題」
フルペーパーの頁 P.61〜76
要 旨 本稿では沖縄の米軍基地・経済問題・環境問題について調査をした。沖縄は多数の島で出来ており、米軍基地が多くある。米軍基地による経済効果や環境汚染の問題に取り組んだ。歴史の面では沖縄は琉球王国として知られており15世紀から19世紀まで独自の文化を築いてきた。その後、明治時代日本に合併された。そのため沖縄自体は独特な文化があり日本では感じられない文化である。本稿の研究では今後の沖縄の基地問題の解決策・土地利用制約・交通渋滞などを研究している。また日米地位協定の見直しが必要である沖縄の問題にも注目した。
Keyword 基地問題、経済問題、環境問題
目 次
T 基地問題
T-1研究の概要
 T-1-(1)研究目的
 T-1-(2)研究内容
  T-1-(2)-@基地の現状と影響
  T-1-(2)-A保障条約と沖縄の立場
  T-1-(2)-B地域経済の関係
  T-1-(2)-C地と環境への影響
  T-1-(2)-D負担と地域住民の生活への影響
  T-1-(2)-Eの再編と沖縄の地位
  T-1-(2)-F県民の意識や声の分析
  T-1-(2)-G不発弾の現状とその危険性
  T-1-(2)-H不発弾がもたらす社会的影響
 T-1-(3)研究方法
  T-1-(3)-@沖縄大学ヘのインタビュー調査
  T-1-(3)-A沖縄現地に行き地域調査
T-2研究結果
 T-2-(1)米軍基地による経済問題
 T-2-(2)安全保障と地政学的要因
 T-2-(3)地域の意思決定と基地の移転
T-3分析結果
 T-3-(1)米軍基地問題の背景
  T-3-(1)-@歴史的背景
  T-3-(1)-A日本政府とアメリカ政府の関与
  T-3-(1)-B騒音・振動問題と環境汚染
  T-3-(1)-C土地利用の制約と地域開発への影響
  T-3-(1)-D地域住民の意見と米軍基地への反対
  T-3-(1)-E国政府・軍部の立場と地域住民との対話
 T-3-(2)米軍基地問題に対する解決策
T-4今後の展望
 T-4-(1)政府の方針
 T-4-(2)沖縄県民の意識
 T-4-(3)国際情勢
 T-4-(4)沖縄県の振興策
U 経済問題
U-1研究の概要
 U-1-(1)研究目的・内容
  U-1-(1)-@経済構造と産業分析
  U-1-(1)-A人口動態と若者の流出
  U-1-(1)-B観光業の分析
 T-1-(2)研究方法
  T-1-(2)-@沖縄大学ヘのインタビュー
  T-1-(2)-A沖縄の現地調査
U-2研究結果
U-3分析結果
 U-3-(1)観光業の現状とCOVID-19による影響
 U-3-(2)産業全体への影響と日本政府の支援
 U-3-(3)若者流出の要因・雇用機会と教育環境の不足
 U-3-(4)社会的要因と生活環境の影響
 U-3-(5)地域経済の多様化と新たな産業の育成
 U-3-(6)教育環境の充実と奨学金・支援制度の拡充
 U-3-(7)若者向けの社会的イベントや施設の提供
U-4今後の展望
 U-4-(1)沖縄の観光業と経済多様化に向けた展望
 U-4-(2)持続可能な経済の構築と環境への配慮
 U-4-(3)地域社会への投資とインフラ整備
 U-4-(4)国際的な連携と経済成長
 U-4-(5)コロナウイルスの影響と回復への道筋
 U-4-(6)新たな観光資源としてのテーマパーク ジャングリア
V 環境問題
V-1研究の概要
 V-1-(1)研究目的
 V-1-(2)研究内容
 V-1-(3)研究方法
  V-1-(3)-@沖縄大学へのインタビュー
  V-1-(3)-A現地調査
V-2研究結果
 V-2-(1)サンゴ礁の白化現象
 V-2-(2)海洋プラスチック問題
V-3分析結果
V-4今後の展望

藤田楓 「沖縄における米軍基地がもたらす様々な影響」
フルペーパーの頁 P.77〜92
要 旨 沖縄における問題とはなにか。きれいな海で温暖なイメージのある沖縄だが、数多くの基地が存在しており米軍や米軍兵によって様々な問題が発生している。有名なのは墜落事故やPfasなどの環境問題や基地移設問題がある。それら問題の中でも米軍兵による性暴力事件は後を絶たず精神的に苦しみ涙を流す人が我々と同じ日本国民のなかにいるというのは深刻な問題だ。本稿では沖縄における米軍がもたらす様々な影響について実地調査等を含めて、現状やこれからの在り方を示している。
Keyword 基地問題、地域経済、環境問題
目 次 T はじめに
 I-1基本情報:沖縄における米軍基地の存在
U 研究の概要
  II-A地域経済や環境に与える影響
 U-1 研究目的
  II-1-A基地の現状や歴史について
 U-2 研究方法
  U-2-A フィールドリサーチ活用
  U-2-B観光における沖縄の課題「現地で車を走らせ市街地の渋滞や他の交通網の存在」
 U-3 研究内容
 U-3-A基地問題の解決に向けた様々な活動
 U-3-B観光振興として、導入した事例を紹介する
 U-3-C沖縄県の海や環境の特徴について
 U-3-D海洋プラスチック問題
 U-3-E県民の基地反対運動の意識について
 U-3-F沖縄県の地場産業について、資源・産業別に考える
 U-3-G大規模テーマパークの可能性について
 U-3-H県内における県外大企業工場誘致
 U-3-I沖縄県内での農作物の生産について
 U-3-J 米兵による性加害問題
V 研究結果
W 考察・今後の展望
引用・参考文献


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