シーズ・事務局ニュース971210

ＮＰＯ法案関連情報！

＊以下の情報は、「シーズ＝市民活動を支える制度をつくる会 C's」さんの情報であり、
「市民活動情報センター（SIC）」が、“代行”発信しているものです。
＜注＞当情報の転載につきましては、必ず、シーズさんの了解を頂くようにして下さい。
無断転載はぜったいにしないでください。

シーズ　事務局ニュース
１９９７年１２月１０日
シーズ＝市民活動を支える制度をつくる会
事務局長　松原明

　国会は、預金保険法の審議をめぐって混乱が続いている。
　昨日、与党３党は、野党３党が欠席するなか、預金保険法案の衆議院本会議採決を強行、預金保険法案は、参議院へと回付された。
　この状況を受けて、本日（１０日）は、衆議院、参議院とも審議は全面的にストップする見込みとなっており、明日の状況もまったく不透明である。
　明日は、参議院内閣委員会定例日の最終日となっており、午前１０時からＮＰＯ法案の審議が予定されている。予定では、午前１０時から午後６時まで、途中２時間の休憩を含む６時間が審議に当てられている。
　衆議院内閣委員会では、本日の状況を見据えたうえで、明日９時５０分から理事会を開いて与野党理事が協議。委員会を開催するかどうかを決定するとしている。

　次期通常国会へと先延ばしが決定したＮＰＯ法案だが、自民党執行部としては、通常国会の冒頭、予算審議などと平行して審議、成立させたいとしている。
　とりあえず、今国会で、内閣委員会での趣旨説明を終了しているので、積み残し案件として早急に処理しようというわけだ。

　次期通常国会は、１月１９日から始まり、会期は６月中旬までの約半年間となる。
　予算編成に始まり、省庁再編法案、情報公開法案、日米ガイドラインの法制化、預金保険法改正など、重要法案が目白押しとなっている。また、金融監督庁の大蔵省からの分離問題や、日米ガイドラインなど、与党３党の枠組みを揺るがしかねない案件の処理も予定されている。さらに、７月中旬には参議院選挙があり、政局の流動化に拍車をかけそうな情勢である。
　ＮＰＯ法案の成否は、２月～３月までが焦点となりそうだ。

＊傍聴希望の方へ
　なお、明日（１１日）の委員会審議の傍聴については、このような状況なので開催されるかどうかはまだ不明だが、傍聴を希望される方は、今日（１０日）中にシーズ事務局までお名前と電話番号と所属団体を書いて、ファックスするか、電話をいただきたい。
　明日（１１日）の朝９時まで受付可能である。
　集合時間は、９時５０分に参議院議員面会所待合である。

＊シーズの運営委員会本日開催
　シーズの運営委員会はすでにお知らせしたとおり、本日（１０日）７時より、千代田区中小企業センターで開催する。臨時国会の総括や、通常国会への戦略などについて話し合う予定。
　ぜひおいで下さい。